運転免許用語集 二俣川フルビット物語 〜運転免許完全取得への道〜


 Glossary - 運転免許用語集@二俣川フルビット物語

 『あ』

■ ICチップ (あいしーちっぷ)


2004年度末から運転免許証に組み込まれるもの。……なのだが、本稿を執筆している2004年8月の時点において、具体的な動きは全く見えてこない。きちんと予定通り発行されるのだろうか。

2009年2月22日追記。結局、東京都・埼玉県・茨城県・兵庫県・島根県の5都県で2007年1月、千葉県・岡山県・香川県・長崎県・熊本県の5県で2008年1月、青森県・石川県・福井県・岐阜県・京都府・大阪府・鳥取県・山口県・高知県を除く他の大多数の道県(神奈川県を含む)で2009年1月から交付開始。……まあ、お役所のプロジェクトはこんなもんでしょう。( ´_ゝ`)

主な目的は偽造防止。この他、免許証記載内容がデータとしてICチップに記録されており、例えばネズミ捕りの警官が専用の携帯端末にタッチさせるかかざすかすると自動的に違反切符を出力してくれるような嫌なシステムの開発に寄与することが期待されている。どうせやるのであれば電子マネーの機能も搭載させて、反則金もその場で決済(強制引き落とし?)させるようなシステムにすればいいのにねぇ。(・∀・)

また、プライバシー保護とやらの観点から本籍地に関する情報はICチップにのみ記録され、表面には印字されなくなる。本籍地なんて印字されていたところでどうということはないものであるし、免許証を人に見せた時にその本籍をネタに話が弾むこともあるような気がするのだが、そういう点は全く顧慮されないらしい。


■ 合図 (あいず)


右左折、転回、徐行、停止、後退、進路変更を行う際に、手か灯火か方向指示器で行わなければならないもの。右左折は30m手前、進路変更はそれを始める3秒前。

どうでもいいが、左折は右腕を曲げて腕を垂直に伸ばすとか、右折は右腕をそのまま伸ばすとか、停止は右腕を斜め下に向けるとか、そんなもん教本でしか見たことがない訳だが。そもそもイナカの広い道ならばいざ知らず、首都圏の狭い道路環境で窓から右腕を伸ばしたりしたら逆に危険な気がするし……。


■ 隘路 (あいろ)


2007年6月2日の改正道交法及び関連諸法令に伴い新設された、中型・大型の一種・二種共通の場内課題の一つ。即ち、著者の知らない世界のお話である。ヾ( ゚∀゚)ノ゛

隘路、と言っても、その言葉から印象を受けるような狭隘道路をウネウネと進むような課題ではなく、見た限りでは単に2本引かれた線の間にサクッと右左折してキチッと収める「だけ」。……正直、存在意義が今一つよく分からん。後輪の軌跡を思い通りに操る、ということかな? それであれば、少なくとも二俣川で過去に大型二種を取得した人間であれば、ほぼ全員が鮮やかに、当然無駄な戻しや切り返しなどせずとも普通にできていたことでは? そうでなければ路上などはあり得なかったかと。

個人的には、「隘路」と言うからには、車幅+10cm程度の横幅に不等間隔でぶら下げられた無数のポールの間を、サイドミラーをぶつけないようにウネウネと進むような実戦的な課題の方が良かったような気もするが。或いは、「狭隘道路での行き違い」とかでも可。(^-^ヾ


■ 赤ちゃんが乗っています (あかちゃんがのっています)


DQNドライバーほどベタベタ貼りたがるクルマの後方のステッカー・アクセサリ類のうち、最もよく見られるバカなもののひとつ。そもそも赤ん坊が乗っているから何だっつーの。おまえらがヘロヘロ運転なのは赤ん坊が乗っているからではなくて根本的な技能不足だろっつーに。赤ん坊を免罪符代わりに使うなっちゅーの。

ちなみに、できちゃった婚のバカップル車か、運転ド下手のサンドラくんのクルマであることが多い。


■ 雨 (あめ)


技能試験受験者のうち、二輪受験者や試験場経験の浅い受験者には嫌われるものの、慣れた人々にはありがたがられるもの。キャンセル待ちで乗れる確率は上がり(これは教習所も同じですね)、試験官の採点基準もほんの少し優しくなる気がする(本当に「気がする」だけかも知れませんが)上に、路上試験では試験車の天敵であるジジイ・ガキんちょ・おばさん方との遭遇頻度が下がるため。

とか何とか書きながら、気のせいか私は雨の日に合格したことがないような気もする。(^-^ヾ


■ 安全運転 (あんぜんうんてん)


ヘロヘロ運転という意味ではないので、十分留意するように。>受験者各位及び初心者・サンドラ

白バイの走りなんかは正に模範的な「攻めの安全運転」だわな。出すところではきっちり出す、落とすところは落とす、停まるところは確実に停まる。のたのた加速しておろおろ減速している輩は見習うように。


■ 安全地帯 (あんぜんちたい)


あまりお目にかからないのだが、例えば道路の真ん中にある路面電車の電停などに掲げられているもの。ここは安全地帯ですよ〜、ということ。当たり前だが車がズカズカ乗り入れて良い場所ではない。

安全地帯の左側(まあ電停なだけに人の往来がありますから)と、前後10mについては駐停車禁止場所である。二俣川の試験コースには存在しないが、もし存在する地域の人で普通二種などの直前停車課題をやる場合は注意されたし。また、安全地帯に人がいてその安全地帯の横を通過する際は徐行義務があるので、この点も重ねてご注意を。


■ 安全な間隔 (あんぜんなかんかく)


技能試験では、特に路上において、側方通過時に色々なモノとの間に保たなければならないもの。電信柱や標識柱のような固定物については0.5m、可動物と対面で(相手がヒトの場合は気が付いている状態で)すれ違う場合は1m、可動物を後方から抜く場合(ヒトの場合は気が付いていない状態)は1.5mと規定されていて、この間隔が保てない場合は徐行の義務が生じる。

ちなみに駐停車中の車は全て可動物扱いである。放置自転車だろうが路駐のバイクだろうが何だろうが全て可動物、後ろから通過する場合は1.5m、間隔を保てなければ徐行。……これ、路上試験で実際にやるとなるとなかなか難しいのだが、実際のところ試験官がいちばん厳しく見る点なのでご注意を。


■ 行灯 (あんどん)


タクシーの屋根の上に乗っているもの。夜間、お客さんを乗せている時は消灯、空車の時は点灯。点滅している時はたぶん車内でえらいことになっていると思われるので、ボーッと見ていないでさっさと通報を。(w


■ 案内標識 (あんないひょうしき)


標識のうち、「道しるべ」に当たるもの。方面及び方向、距離、道路番号、街路名称などなど。

歴史上は、江戸時代の街道の一里塚の石や、右府が整備した一里塚の榎などまで遡れる。まあ当時は今と違って徒歩であるし、道を間違えば即死の危険性に直面していた訳ですが……。

 『い』

■ 1号館 (いちごうかん)


本部棟であり最も重要な建物のはずなのだがどうにもペデ下の先に埋もれているような感は否めず、やはり主役は我が法学部6号館であろうと思量されるもの……ではなくて。(それは某大学の話やね)

試験場の正門を入って、正面突き当たりの建物。通常、証紙売り場や電光掲示板がある左手の建物が1号館だと思ってしまいがちだが、実はこちらが1号館である。技能試験待合室や展望デッキのようなもの、また発着場へ下りる階段などがあり、待合室にはコース図などが掲示されている。

休みの日の試験場開放練習の受付窓口もこちら。


■ 一時停止 (いちじていし)


止まれ。読んで字の如くである。停止線の手前で止まるように。

が、実際の道路交通上は何故か「徐行」として扱われる場合も多く(をぃ)、技能試験などの際、ついつい徐行で進行したりする人も多い。少なくとも私は普通二種の試験の同乗で複数名見かけたことがある。

言うまでもなく、一時停止せずによろよろと進行した場合、一発で試験中止。モノがモノだけに試験官のサジ加減でどうにかなるものでもなく、他がどんなに良かろうとその回の受験代はパーになる。特に、普通二種路上の住宅地の中は何名もの受験者が一時停止違反で散っているので、ご注意を。


■ 一般貸切旅客自動車 (いっぱんかしきりりょかくじどうしゃ)


他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する旅客自動車運送事業のうち、旅行会社等が集めた旅行者の団体を運送するバスのように、一個の団体等と運送の契約を結び、車両を貸し切って運送する旅客自動車運送事業のこと。


■ 一般乗用旅客自動車 (いっぱんじょうようりょかくじどうしゃ)


他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する旅客自動車運送事業のうち、運送形態は一般貸切旅客自動車運送事業と同様だが使用する車両の乗車定員が10人以下の自動車を使用する、ハイヤー・タクシー事業などのこと。

ぶっちゃけ、こんな一般なんちゃらなんぞ記憶しとらんでも幸せになれます。(^-^ヾ


■ 一般乗合旅客自動車 (いっぱんのりあいりょかくじどうしゃ)


他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する旅客自動車運送事業のうち、都市内を運行する路線バス、高速道路等を経由し、都市間を結ぶ都市間バスなどのように、運行する時間と経路をあらかじめ定め、不特定多数の旅客を乗り合わせて行う旅客自動車運送事業のこと。


■ 一方通行 (いっぽうつうこう)


熱い想いを胸に秘め、恋い焦がれる意中のあの娘に何がしかの意思表示をせんとする昨今の古風な日本男児に多々見受けられる態様の一つ。……強く生きろ。

道交法上は、この矢印の向きの流れの一方通行の道路であることを意味する。当たり前だが逆走してはならない。たまに赤色灯をつければ関係nothingってな具合にぐいぐいと逆走してくるパンダを見たこともあるが、違法性が阻却されているとしても一般庶民にとって大迷惑であることに変わりはないということを知るべきであろう。( ゚д゚)、ペッ


■ 一本橋 (いっぽんばし)


慣れというものがいかに大切なものか、また持って生まれたセンスの差というものがいかに避けがたいファクターであるか、まざまざと思い知らされるもの。二輪の技能試験・検定の課題の一つ。

前輪と後輪の両方が一本橋に乗っている状態を、普通二輪は7秒以上、大型二輪は10秒以上キープすれば合格。秒が不足した場合、1秒ごとに5点減点。橋から落ちた場合、サヨウナラ。人によっては何と言う程のものでもなく、極端な話、20秒ぐらいでコツンコツンとクラッチをつなぎながら通過できる人もいれば、どうにも一本橋だけがクリアできず、落ちたらサヨウナラという仕組みと相まって「最大の難関」という人もいる、そんな楽しい課題(←既に他人事な言い方……)である。

まあ、一本橋も満足にできないような技量で公道を走ったら死ぬ可能性も跳ね上がる訳で、個人的にはもう少し基準を厳しくしてもいいかな?という気がしないでもない。賛否両論あるだろうけどねぇ。


■ 違反者講習 (いはんしゃこうしゅう)


免停の前歴が過去3年以内になく、シートベルトや駐車禁止違反など違反点数が3点以下の軽微な違反行為をこつこつと繰り返し、めでたく累積点数が免停ポイントの6点に達したバカに漏れなく権利がプレゼントされる有難い講習のこと。受講した場合、免停の行政処分が課せられなくなる特典付き。

著者は厄介になったことがないので詳しくは知らないが、実車による安全運転講習コース(\14,250)と交通安全活動体験講習コース(\10,250)の2コースがあるそうで、前者は一般的な講習、後者は横断歩道の旗振りなどであるらしい。新横浜駅前で昼下がりに旗振りをやらされている連中は後者だろうか。

 『う』

■ 右折 (うせつ)


初心者やらサンドラやらが苦手とする行為の一つ。これが苦手だからといって、わざわざ左折を3回やって目的方向へ行く猛者もいる。まあ、確かにそうしていただいた方が周囲の一般ドライバーとしては安心でもあるのだが、いつまでもそんなことをしているようではお話にならないのは言うまでもない。

要するに、交通の流れや呼吸というものが把握・理解できていないわけだ。どのタイミングで行けば良いのか、或いは進行してはならないのか、わからない、と。確かに教習所の普通一種の路上教習では実践的な曲がり方は教えてくれない(厳密に言えば教えている暇がない)ので、必然的に実際に免許を取って自分のクルマに乗り始めて慣れるしかないのだが……慣れ始めた頃にやるのが、お次の項目。


■ 右直事故 (うちょくじこ)


右折車両と直進車両が起こす事故のこと。多くの場合、直進車両に優先権があるにも拘らず、右折車両が右折のタイミングを誤り、或いは直進車両を見落とし、事故に至るケースが殆どである。教習課程でも取り上げることだが、特に直進車両が二輪車の場合、右折車側が距離感を誤るパターンが多い。

かく言う著者も、初代・初期型スカイウェイブを廃車にされたのがこの右直事故。言うまでもなくこちらが直進で、相手の乗用車が右折。相手はわかばマークの緑ナンバー、正真正銘初心者の大学生。まったくもって迷惑な話ではある。バイクも自分も5mほど空を飛んだのだが、怪我は無し。ぶつぶつ……。


■ うっかり失効 (うっかりしっこう)


うっかり八兵衛、などという単語が思い浮かぶのは、既に年寄りの域に達している証左でせうか……。

失効にうっかりも何も無いと思うのだが、運転免許証を失効させてしまうという不始末のことを指す。どういう訳か期間限定で優遇措置が用意されており、失効から半年以内であれば適性試験にパスするだけで本免許証が交付され、半年以上1年以内であっても仮免許証が交付される。

個人的には、免許証を失効させてしまう程度のリテラシーの人間については優遇措置を一切設けず一から取りなおさせた方が良いようにも思える。弛んでいるだけでしょう、そういう輩は。(-.-)


■ 裏校 (うらこう)


二俣川に限らず、運転免許試験場・免許センターの周辺から最寄り駅に掛けて点在する予備校のようなもののこと。学習対象は運転免許の各種学科試験。……と書けば聞こえは良いが、実態としては独自ルートで入手したとおぼしき試験問題のようなものをいくつか希望者に売りつけ、丸暗記させるだけ。

当たり前だが、真面目に教習所で学科の勉強をしていたり、学科の教本を読んだりさえしていれば、利用しなくても問題ないところである。二俣川の場合、出題内容を聞き出すために試験場から出てきた受験者にみだりに声を掛ける迷惑行為も横行している訳だが、いつまで免本は放置しているのだろうか。


■ 運転記録証明書 (うんてんきろくしょうめいしょ)


過去3年間、5年間の交通違反、交通事故、運転免許の行政処分の記録について証明する書類。運転関係の職業(特に旅客運送業)に就職しようとする際、求められることが多い。手数料\700。

これが必要となる職へ就こうとする人間に限って、ダラダラと違反記録が列挙されていることが多い。


■ 運転経歴証明書 (うんてんけいれきしょうめいしょ)


自主返納など、申請による取消しを受けた日の前5年間の自動車等の運転に関する経歴について証明するもの。運転免許証のような外観をしているが、原則として身分証明書としては利用できない。

私見だが、ICチップを内蔵させるなりして身分証明書としてどこでも使えるようにすれば、単なる身分証明書としてのみ運転免許証を持ち続けている危険な老人が少なからず減るのではないだろうか?


■ 運転免許証 (うんてんめんきょしょう)


道路交通法に基づいて各都道府県の公安委員会が交付する、道路における自動車または原動機付自転車の運転資格を証明する公文書のこと。言うまでもなく本サイトの主題。


■ 運転免許本部 (うんてんめんきょほんぶ)


所謂「免本」のこと。神奈川県においては、神奈川県公安委員会の下の神奈川県警察本部の中の交通部の下に属する組織であり、物理的には二俣川の試験場に存在する。以下、神奈川県の話。

神奈川県警察の組織に関する規則(昭和44年3月31日公安委員会規則2号)に基づく組織であり、交通部の下の運転免許本部免許課と運転免許本部試験課から構成される。運転免許本部長及び各課長には警視正または警視、処分審査官には警視、首席試験官・副首席試験官・主任試験官には警部の階級にある警察官がそれぞれ充てられる。

ちなみに一線の試験官は警部補か巡査部長である。金色の階級章で■が1つならば警部補。銀色の階級章で■が3つならば巡査部長。某オフ会出席歴を持つ某氏は……もごもご。(^-^ヾ

 『え』

■ 鋭角 (えいかく)


運転免許技能試験の課題の一つ。文字通り、鋭い角を曲がること。二種の場内課題として存在し、専用のコースがある。切り返し1回で抜けることが求められる。

まあ細かい解説は別稿に譲るとして、二俣川の鋭角が小さい方も大きい方もどちらも傾斜している件について。あれ、いい加減どうにかならんもんですかねぇ? サイド引かないと動いてしまうコースというのは如何なものかと。関東地方の他の試験場では、そういうことはないみたいですし。


■ AT車 (えーてぃーしゃ)


不毛な論争のタネ。……その話はするな、とのツッコミが入りそうなので差し控えましょうか。

速度やエンジンの回転数に応じて、色々な方式により変速比を自動的に切り替えてくれる変速機(オートマチックトランスミッション)を搭載した車両のこと。以前は通常四輪車のお話だったが、二輪車もスクーターは元々AT車とも言えるものであり、大排気量のスクーター(デカスク)が普及するにつれ、それらもAT車としてカテゴライズされるに至っている。

運転免許証上の限定条件の一つ。普通一種・普通二種・普通二輪・大型二輪の他、2007年6月2日の改正道交法施行前に普通一種・普通二種を取得した人の8t限定付き中型一種・同中型二種に限り、付与され得る。限定の文言は、例えば普通一種を無限定で取得していて普通二種をAT限定で取得した場合、「普通車の旅客車はAT車に限る」。それぞれ、限定解除を行うか、限定のない上位免許を取得することで、MT車も運転できるようになる。

ちなみに著者は、普通二種はAT限定で取得し、その後に大型二種を取得することで完全に無制限のフルビット免許証を手にしています。効率性重視なもので。(・∀・)ニヤニヤ


■ SE (えすいー)


どういうわけだかは知らないが、所謂「免許マニア」の本業として多々見受けられる職業の一つ。運輸関係や建設関係のお仕事の方が多いのは理解できるのだが、どうしてシステムエンジニアがかくの如く散見されるのだろうか……。特に、フルビット系の人間となると、SE率がドカンと跳ね上がる。(w

神奈川の免許関係サイトで比較的有名な某所の管理人もSEであるし、オフ会常連メンバーの中にも複数名のSEが確認されている。というか、そもそもかく言う著者もSEであり、本業方面では情報処理技術者試験の高度区分だけでもシステムアナリスト・システム監査技術者・プロジェクトマネージャ・テクニカルエンジニア(システム管理)に合格済みだったりする。ヾ( ゚∀゚)ノ゛

別に暇というわけではないのだが。やはり、一旦解放されると一気に突っ走る輩が多いのかも。(^-^ヾ


■ S字 (えすじ)


場内の試験課題の一つ。

内容的には単にS字になっている狭路を抜けるだけ。クランクなどに比べればどの免種でも楽な方。


■ SDカード (えすでぃーかーど)


1999年にSanDisk、松下電器産業、東芝の3社が共同開発したメモリカードの規格……ではなくて。

安全運転者(Safe Driver)に付与されるもの。無事故・無違反の継続期間が1年以上で緑色、2年以上で青色、4年以上で銀色、10年以上で金色のカードが付与される。黙っていても付与されるという性格のものではなく、無事故・無違反証明書か運転記録証明書の交付時にオマケでもらえる。

一応、ごく一部のガソリンスタンドで会員価格で給油が受けられたり、横浜銀行でマイカーローンを組む際に金利が優遇されたりするらしいのだが……ニンジンとしては少々ショボい感は否めないなぁ。「安全運転者税額控除」みたいなもの(当然免種ごとに)があればまだしも、ね。


■ エネオス (えねおす)


ENEOS。新日本石油系列のガソリンスタンドのこと。

二俣川の懲りない面々の間において「エネオス」と言った場合、金が谷交差点にあるガソリンスタンドか、或いは金が谷交差点そのものを指すことが多い。


■ エンジンブレーキ (えんじんぶれーき)


エンジンへの燃料供給を絞るとエンジン自身が回転数を落とそうとすることを利用したブレーキの掛け方のこと。停まるまでやると当然エンストしてしまう(MT車の場合)ため、主に減速・抑速用に使われる。

下り坂ではエンジンブレーキを使用することが推奨される。……が、まあ大多数のサンドラどもはフットブレーキばかり使っているのが実状。流石にエンジンブレーキを知らないという輩はいないと思うが……。

 『お』

■ 追い越し (おいこし)


車両が進路を変更した上で、進行中の車両等の側方を通過し前方に出ること。進路を変えるという点が追い抜きとの相違点である。道交法上、右側追い越しが義務付けられている。


■ 追越し禁止 (おいこしきんし)


次の「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」との区別が紛らわしいのだが、この標識の場合は純粋に「追越し禁止」で、一切の追越しがダメ。

ちなみに、DQN御用達の1BOXやら何やらの後部にもこのようなシールがペタペタと貼り付けられている事例が見受けられる訳だが、えてしてそういう手合いに限ってヘロヘロとした下手くそな運転をしていることが殆どであるため、追越し禁止の道路でなければさっさと追越してしまうのが吉。DQNの追走ほど腹の立つことはありませんからねぇ。


■ 追越しのための右側部分はみ出し通行禁止 (おいこしのためのみぎがわぶぶんはみだしつうこうきんし)


キング・オブ・紛らわしす標識。誰もが単なる「追越し禁止」だと思うこと請け合いなのだが、これはあくまでも「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止(ハミ禁)」であって、全ての追越し行為を禁止している訳ではない。……まあ、大体は事実上禁止されているのと同じことである場合が殆どであるが。

センターライン(この場合大抵オレンジ色の標示)をまたいで右側に出て追越しをしてはいけませんよ、という意味。センターラインを踏まずに追越しができるのであれば追越し自体はしても構わない。できるものなら。……何度も言うが、大体はそんな余裕などなく、無理であることが殆ど。


■ 追い抜き (おいぬき)


車両が進路を変えずに、進行中の車両等の側方を通過し前方に出ること。進路を変えないという点が追い越しとの相違点である。

二輪のすり抜けは追い抜きに該当するか否か?という点については色々と議論があるところであるが、まあ広めの車線で進路を変えずにスッと抜く分には追い抜きであり、追い抜きか追い越しかという観点で論じる限り適法なのではないかな?というのが著者の考え。……ただ、まあ可動物のすぐ近くを抜けることになる訳で、徐行義務が生じることとなり、大多数のケースではそっちに引っ掛かるような気も……。


■ 応急救護 (おうきゅうきゅうご)


いざ交通事故に遭遇した際に、居合わせたドライバーが適切な救護措置を講じることができるよう、指定自動車学校で行われる教習のこと。試験場で技能試験を受験する場合でも、取得時講習等の形で指定自動車学校(の一部受け入れ校)で受講することとなる。

時間的には、初めて一種免許(当然二輪を含む)のいずれかを取得する人は3時間、初めて二種免許のいずれかを取得する人は6時間。内容的には、一種向けが気道確保・人工呼吸・心臓マッサージ等応急救護に必要な知識、二種向けがさらに三角巾や副え木を用いた各種外傷・熱傷等への対応等の多少複雑な応急救護に必要な知識の習得を目指すもの。

言うまでもなく本格的なものではないので、医師・歯科医師・保健師・助産師・看護師・準看護師・救急隊員等、その筋の人々は免除。

私見だが、「必要と判断して実施した応急救護措置の結果として負傷者の状態が悪化したとしても刑法上その他の罪に問わない」などの法令が無いと、いざという時に二の足を踏む人が多いような……。


■ 横断歩道 (おうだんほどう)


横断歩道がある場所の路端にある標識。この、「帽子を被ったジェントルマン歩くの図」の他に、「幼児兄妹連れ立ち歩くの図」もある。

今時こんな帽子被った奴は銀座にもいねーよ!とか言ってはいけない。

ところで。下の方の線はおそらく横断歩道のシマシマを図示しているのだと思うのだが、よくよく考えてみるとこの角度的に変な気がしないでもない。


■ 横断歩道・自転車横断帯 (おうだんほどう・じてんしゃおうだんたい)


横断歩道及び自転車横断帯がある場所の路端にある標識。

またしても、「帽子を被ったジェントルマン歩くの図」である。今度はさらにクラシカルな自転車の絵まで追加されている。なかなか英国っぽい風情ではある。(をぃ)

前項同様、こんな帽子を被ったジェントルマンがこんな自転車に乗る訳ねーだろ!とかマジなツッコミを入れてはいけない。


■ 大型 (おおがた)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。大型一種の免許の保有を意味する。

表示される場所は、上段のいちばん左。免種が増えても不動のポジション。

2007年の中型新設に伴い、稀少価値が跳ね上がった免種の一つ。先頃の報道によると、本稿を加筆している2009年2月現在、大型免許を持っているドライバーが不足しているそうな。運輸業界では様々な育成策を用意しているものの、そもそも大型の公認自動車学校自体が少ないこと、試験場での直接受験も試験の予約待ちが極めて長期間となっていること、等々、色々あるらしい。

個人的には、荷主を含めて関係者が努力し、大型ドライバーの多くが誇りを持って働ける報酬体系・労働環境になれば、放っておいても既取得者が応募するんじゃねーの?と思うが。


■ 大型貨物車 (おおがたかもつしゃ)


大貨。大きなトラックのこと。……という憶え方ではダメ。

厳密には、積載量6.5t以上、若しくは車両総重量11t以上の貨物車。大型乗用自動車(バスなど)や大型特殊自動車(公道を走れるフォークリフトや戦車など)は含まない。ちなみに2007年6月の道交法改正前までは、積載量5t以上若しくは車両総重量8t以上の貨物車、だった。

当然だが運転するためには大型一種の免許が必要である。


■ 大型貨物自動車等通行止め (おおがたかもつじどうしゃとうつうこうどめ)


標識だけ見ると「トラック入るな」であるが、厳密には「大型貨物自動車等入るな」である。4t車など大貨に分類されないトラックは入れるが、反面、この場合何故か大型特殊自動車も含まれるので、例えば公道を走れるフォークリフトや戦車などは進入禁止である。なお、バス(大型乗用自動車)は入れる。

かなりややこしい。。。


■ 大型自動二輪 (おおがたじどうにりん)


排気量400cc超の二輪車のこと。また、それに対応した運転免許の種類の一。


■ 大型乗用車 (おおがたじょうようしゃ)


セルシオやらシーマやらのことではない。……まあ、間違うバカはいないと思うが。

道交法上は、乗車定員が30人以上の自動車のこと。一般的にはバスを指す。2007年6月の道交法改正前までは乗車定員11人以上の自動車(マイクロバス等)が一律で大型乗用車とされていたが、当該改正に伴い、それらは中型乗用車に位置付けられることとなった。

運転するためには大型一種の免許が必要。当然だが旅客営業運転を行うに際しては大型二種の免許が必要。もっぱら旅客用のものでも、客扱いをせず、幕を「回送」とか「横浜市営」とかにしておけば、大型一種しか持ち合わせていない整備の兄ちゃんなどでも公道上を走行できる。


■ 大型乗用自動車通行止め (おおがたじょうようじどうしゃつうこうどめ)


大型乗用車つまりバスの進入を禁止する標識。

紛らわしい標識だが、これだけが出ている場合、大貨・大特な車両は進入することができる。……まあ、普通はセットで進入禁止になっていると思うが。


■ 大型特殊車 (おおがたとくしゅしゃ)


大きくて変なクルマのこと。……という憶え方でも、まあ差し支えないか。

道交法上は、特殊な作業に使う自動車で、小型特殊車ではないもの。つまり、エンジンの排気量が1500cc以上だったり、最高速度が15km/h以上出せたりするもの。農耕用のトラクターの大きめのもの、フォークリフトの大きなもの、クレーン車、特殊機甲車、戦車などがこれ。

運転するためには大型特殊免許が必要。


■ 大型二輪 (おおがたにりん)


排気量400cc超の二輪車のこと。運転するためには大型自動二輪の運転免許が必要。

その昔は試験場での自動二輪の限定解除以外に運転可能な免許を取得することができなかったが、ハーレーを売りたい米国あたりのガイアツに屈した警察庁が免許制度を変更し、教習所でも取得できるようにした結果、近年では取得が難しい免許という訳でもなくなってきている。

最近では大型二輪のスクーターも登場しており(スカイウェイブとかシルバーウィングとかT-MAXとかアトランティックとかスカラベオとか)、それらに対応したAT限定免許も登場している。著者も実は購入を検討している訳だが……どうせなら、排気量750ccとかOver1,000ccとか、そういうとんでもないスクーターがあってもいいんじゃないかなぁ、などと思っている。例えばST1200をスクーター化したようなものとか。。。


■ お子様 (おこさま)


路上試験における敵の一つ。歩行者あるいは自転車に乗って颯爽と出現し、試験車両の進行方向において予測不明の動きをすることが多く、結果的に受験者を試験中止という奈落の底へ突き落とすこともある。試験場関係者の特命を帯びたご子息ではないかとの説までも存在する。(をぃ)

一部のドライバー等に見受けられる性質。ハンドルを握るとこのようになってしまうらしい。公務員や教師、上場企業の会社員などに多く見られるらしいが、一度でも背中に綺麗な絵を背負った気合の入ったおじさんたちと路上でお話をするような経験をすると、途端におとなしくなるらしい。( ´_ゝ`)


■ 終わり (おわり)


補助標識の一つ。他の標識と併用され、区間の終わりを意味する。左向きの矢印で示される場合もある。

結構、これが「終わり」だと理解できていないドライバーは多いのでは。。。





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