運転免許用語集 二俣川フルビット物語 〜運転免許完全取得への道〜


 Glossary - 運転免許用語集@二俣川フルビット物語

 『か』

■ 外国人 (がいこくじん)


日本で外国人がクルマを運転する場合、1年以内であれば、道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)に基づく国際免許証か、国際免許証不発行国で日本と同等の水準にあると認められる免許制度を有している国(ドイツ・フランス・スイス)の免許証を持っていれば認められます。これらを持たない場合、あるいは1年を超える場合は、日本の免許証が必要です。

一から取得しても構わないが、多くは外免切替を経て日本の免許証を手に入れる……はず。


■ 外免切替 (がいめんきりかえ)


運転免許について、外国免許を日本免許へ切り替えること。また、その手続き。外国で運転免許を取得して3ヶ月以上その国に居た経歴があり、かつ現在もその外国免許が有効期限内である場合に限り、申請できる。他にも細々とした決まりごとがあるのだが、面倒なので割愛。(をぃ)

ちなみに、制度が日本と同等かそれ以上と見なされている国は、視力検査などの適性試験だけで切替可能。具体的には、アイスランド・アイルランド・イギリス・イタリア・オーストリア・オーストラリア・オランダ・カナダ・ギリシャ・スイス・スウェーデン・スペイン・大韓民国・デンマーク・ドイツ・ニュージーランド・ノルウェー・フィンランド・フランス・ベルギー・ポルトガル・ルクセンブルグが免除特例国。一部、「おいおいかの国のどこが同程度だ?」という国も混ざっているが、英国やドイツをはじめ大半は厳格な制度で知られる国である。

免除国でない国、例えば米国やブラジルや中国やイランなどの人々は、10問中7問正解でOKな知識確認の学科試験と、仮免と同程度と言われる技能試験を経ることとなる。当たり前だが試験は全部日本語である。で、当然の帰結として、外国人受験者と試験官の間で傍から見れば笑えるハプニングが毎回のように生じることとなる。訳の分からない言葉を話す黒いのやら化粧臭くてヒステリックな白いのやら、それはそれはまあ動物園のような有様で、いちいち丁寧に応対させられる試験官には本当に同情する。


■ 火災報知器 (かさいほうちき)


大体どこの学校でも1年に1回はイタズラで押されるもの。まあそれだけならまだしも、著者の母校の中学・高校ではどこかのバカが公衆電話の赤ボタンを使って119番したことがあったよーな。……一応、割と名の知れた進学校だったよーな気がしないでもないが、まあ内情はどこの学校でも変わらんということで。

道路交通法上は、半径1m以内が駐車禁止。停車はしても良いし、何よりたったの半径1mなので、真ん前にデーンと長時間駐車しない限り引っ掛かることはないのではないかな?


■ 過積載 (かせきさい)


トラックをはじめ、クルマには必ず積載物重量制限がある。「最大積載量 夢いっぱい」とか、「最大積載量 カネ次第」などと書かれていてもダメなものはダメ。……なのだが、昨今の運送業界を巡る競争の激化や値下げ圧力の強まりの中、正に「最大積載量 会社次第・カネ次第」という感じとなっているもの。

当たり前だが危険である。特に、4tトラックに積めるだけ積んでいる奴。大型はそれなりの制動能力などを備えている(○菱のは知らんけどね)のだが、4tトラックなんざそれなりの能力しか持ち合わせていない。にも拘らず過積載を日常的にしまくった日にゃ、壊れるか、それ以前に事故るっつーの。

中型免許新設等の話も結局はこの過積載絡みの対策の一環なのだろうが、安全とコストを天秤に掛けてコストを選択するようなバカなことばかりやっていると、いつの日か、某西日本のように空飛んでマンションに突っ込むようなことになるのでは? どんどん荷主に責任を負わせるように法改正すべきなのだが……。


■ 学科試験 (がっかしけん)


免許を取得するに際し必要とされる交通法規等の知識を有しているか否かを判定するため実施される筆記試験のこと。原付・小特・仮免許は正誤50問50点で45点以上、その他の一種及び二種は正誤90問90点とイラスト式危険予測5問10点の計100点中90点以上で合格。

原付を含め一種学科は常識問題ばかり。一部、性格の悪い引っ掛け問題(日本語の問題?)も存在するが、基本的には教習所等でマトモに学科を勉強したり参考書を1冊買って勉強するなりしていれば落ちることはないはず。二種学科は流石に少し面倒であり、特に中年以上の二種志願者の中には3度4度と落ちて苦しんでいるケースも見受けられる。

技能試験のような免除制度は無い。ただ、既に一種ないし二種の学科試験に合格している状態(免許を保持している状態を含む)であれば同じ一種ないし二種の他免種を取得する場合には免除となる。例えば普通二輪などを取得済みであれば普通一種を取得する際の学科試験は免除。また、技能試験には合格していないものの普通二種で学科試験合格済みの場合、それを証明できる普通二種の申請書を添付して申請することにより他の大特二種等の二種免許については学科免除となる。


■ 金が谷 (かねがや)


横浜市旭区の地名。また、同所に存在する交差点のこと。北東側にはENEOSのGSが存在する。

大型二種のCコーススタート地点。逆に言えばAコースで金が谷を右折できれば通常は完走できる。普通二種の場合、ここで直進を指示されるかどうかで「終わっているか否か」が判定できる。


■ 仮運転免許 (かりうんてんめんきょ)


免許の取得を目指す者が、公道上で運転練習・教習を行ったり、路上の技能試験・技能検定等を行う際に必要となる免許。仮免許。仮免。普通一種用の普通仮免、中型一種・中型二種用の中型仮免、大型一種・大型二種用の大型仮免がある。

取得に際しては仮免学科及び技能(場内)試験に合格するか、指定自動車学校で学科・技能の検定に合格する必要がある。

合格後は仮運転免許証という紙切れが交付される。これを携帯し、かつ、クルマの前後の所定の位置に仮運転免許標識をつけ、かつ、当該免許に関して3年以上の経歴を持つ者か上位の二種免許を持つ者を同乗させることにより、はじめて公道上での練習を行うことができる。

最近の教習所は紛失防止等の観点から仮免許を校外持ち出し禁止の教習原簿にホッチキス止めしてしまうところもあるらしい。まあ、教習生が自宅のクルマなどで勝手に練習して事故ったり、「自称運転のプロ」から変な癖を植えつけられてきたり、いいことはあまりありませんからねぇ……。


■ 仮免許 (かりめんきょ)


所謂「仮免」。仮運転免許のこと。

上の「仮運転免許」で解説している通り、公道上を走るのは結構制約があります。当たり前ですが仮免許で本格的な運転をしてはなりません。周囲に多大なる迷惑を掛けますので、やめてください。

自称優秀な人が助手席にいてもダメなものはダメです。まあ、そういう自称優秀な助手席の人に限って、中身は薄っぺらかったりしますけどね。例えば、自分の敵が受験に失敗した資格試験に自分が合格したことを持ち出して「だから、私のほうがずっと上なんですよ」とか言い放ってしまったり。(謎)

まるで仮免ドライバーのようにガチガチに「キープ・レフト」していることに引っ掛けたのかなぁ。(謎々)


■ 過労運転 (かろううんてん)


雇用形態がサラリーマンでないか、零細自営のサラリーマン及び委託系のトラック運転手等の大多数に当てはまるであろう運転の態様のこと。月月火水木金金、24時間働ケマスカ?の世界。

最近は過労運転を指示した運行管理者等が逮捕されるケースも見受けられ、一見するとようやく警察も本腰を入れて取り組み始めたのかな?という気になるが、実態としては下請け・孫請け会社の雑魚を摘発しているだけに過ぎず、末端の過労運転の根本的原因は放置されたままである。

理由や事情の如何に関わらず、荷主の責任も問うように法律を改正するべきなのは誰の目にも明らかな訳だが……荷主の行き着く先は大企業な訳で、一向に法律の改正が行われる気配はない。


■ 管理者 (かんりしゃ)


指定自動車学校においては、当該学校の業務を統括する者のこと。所謂「校長」とは異なる。

警察署長等を務めたノンキャリア組の主要な天下り先ポストの一つ。(をぃ)

 『き』

■ 黄色い看板 (きいろいかんばん)


警戒標識。カネを貸してくれる訳ではない。

警戒標識は道路管理者が設置するので、設置方法や設置基準は全国各地でマチマチである。中には、「もっと前に標識を立てておかんかい!」と言いたくなるような頓珍漢な立て方をしているところもある。何処とは言わないが。


■ 危険行為 (きけんこうい)


技能試験において試験中止となる事項。逆行(大)、発進不能、暴走、通過不能、脱輪(大)、接触(大)、右側通行、安全地帯等進入、後車妨害、信号無視、進行妨害、指定場所不停止、安全間隔不保持等、踏切不停止等、追越し違反、割込み、安全運転義務違反等。


■ 危険物 (きけんぶつ)


消防法第2条第7項によると、「消防法別表の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ、同表の性質欄に掲げる性状を有するもの」。酸化性固体、可燃性固体、自然発火性物質および禁水性物質、引火性液体、自己反応性物質、酸化性液体に分類され、それぞれ第1類〜第6類とされている。一般的には第4類の引火性液体(ガソリン等)が最もポピュラーかと。

ただ、交通法規上の「危険物」は消防法上の危険物に限られるものではなく、毒物・劇物、酸素などを含む高圧ガス等もこれに含まれるので注意。交通法規上の危険物積載車両は、道路整備特別措置法・道路法・道路法施行令に基づき、水底トンネルやそれに類するトンネルの通行が禁止される。


■ 危険物取扱者 (きけんぶつとりあつかいしゃ)


消防法上の危険物を取り扱うに際し必要となる資格。タンクローリーは消防法上「移動タンク貯蔵所」であるため、これを動かすためには道交法上の大型免許・牽引免許(牽引車両の場合)の他、乙種第4類危険物取扱者の資格が必要となる。

ちなみに著者も持っていますが何か。(^-^ヾ


■ 規制速度 (きせいそくど)


標識や標示によって指定された最高速度のこと。これより速く走ってはいけない。こんなもんはあくまでも目安だから30km/hぐらいオーバーしても大丈夫♪なんてやっていると、イタイ目に遭うこととなる。

通常は法定速度よりも低い速度であるが、一部の道路では法定速度よりも高い規制速度が設定されている場所もある。著者の知る限り、全国で4〜5件ぐらいなのだが、うち2件は神奈川県内に存在する。……どこだかすぐにわかった人は、なかなかの物知りか、そうでなければマニア・ヲタクかと。


■ 規制標識 (きせいひょうしき)


「やっちゃダメ」な意味合いの事柄を伝えるための標識。赤系統でまとめられている。


■ 規制予告 (きせいよこく)


この先○○mに□□な規制箇所がありますよ、ということを予告する標識。案内板に近い。


■ 軌道 (きどう)


道路上に敷設された線路(レール)のこと。レールを使うのであれば鉄道とどう違うんだ!という向きもいるだろうが、鉄道は踏切などを除いて原則として禁止している。これに対し軌道は、軌道法第2条で「軌道ハ特別ノ事由アル場合ヲ除クノ外之ヲ道路ニ敷設スヘシ」と定められている。ここが違う。

路面電車が代表格。東京都ならば都電や世田谷線(昔の玉電)があるので軌道もあることになるけれど、神奈川県は主だった市電も廃止されて久しいから軌道なんて存在しないぜ!……という奴は、ド素人。実は江ノ電の江ノ島〜腰越間には、完全に電車である江ノ電が一般道の上のレールを走る併用軌道の区間が存在する。ということで、神奈川県に軌道が存在しないという説は、ハズレ。


■ 軌道敷内 (きどうしきない)


軌道の範囲の中のこと。原付を含むクルマは通行してはいけないことになっている。但し、左折・右折横断・転回のため軌道敷を横切るときや、危険防止のためやむを得ないとき、左側部分の道幅が車が通行するのに十分なものでないとき、道路工事などのため左側部分が通行できないときなどは、通行可。


■ 軌道敷内通行可 (きどうしきないつうこうか)


前項の通り軌道敷内は原則として通行禁止であるが、その禁止を解除し、通行可とする標識。補助標識で車種等が指定されていることも多い。

なお、この標識がある軌道敷内を通行するときであっても、後方から路面電車等が近づいたときは、当該路面電車等の進行を妨げないようにすみやかに軌道敷外に出るか、或いは十分な距離を保たなければならない。


■ 技能試験 (ぎのうしけん)


運転免許の取得を希望する者について、その技能が免許を付与するのに必要十分なものであるか否かを判定するための試験のこと。知識を問う学科試験と共に、運転免許試験として総括される。

本来は免許を取得する者全てが受けなければならないものだが、公安委員会の指定を受けた自動車学校において教習を受け卒業検定に合格した卒業生については、免除される。


■ 技能窓口 (ぎのうまどぐち)


試験場における技能試験の担当窓口のこと。教習所卒業生や免許書き換えなどのカタギの衆には縁の無い窓口であり、秘密のベールに包まれているように見えるらしい。……まあ、実際には、オープン時間以外は秘密のベールではなくカーテンにより閉ざされていることが多い訳であるが。

二俣川では、2号館入口を入って左手奥にある。


■ 逆行 (ぎゃっこう)


発進時、本来の進行方向(後退しようという場合は後方、それ以外は前方)とは逆の方向へクルマが動いてしまうこと。技能試験・検定においては当然減点対象であり、程度に応じて小・中・大に大別されており、逆行(小)は10点、逆行(中)は20点の減点。逆行(大)は危険行為として試験中止。

……ということになっているのだが、二俣川の技能試験においては、場内の地面が平坦ではないことによる逆行が「小」の扱いで、それ以外は事実上一律に「大」で試験中止となることが多い。特に場外の場合はほんの少しでも逆行しようものならば試験官が容赦なく補助ブレーキを踏むし。


■ 急制動 (きゅうせいどう)


急ブレーキのこと。同じ急ブレーキでも「急制動」と言うと自動車系の用語となり、「非常制動」と言うと鉄道系の用語となる。「非常制動」と聞いて「600m」とか、「特認」「GG信号」という単語が浮かぶ人は、こんな運転免許系のサイトよりも相応しいサイトをご覧戴くべきかと。( ̄ー ̄) ニヤリッ

普通自動二輪・大型自動二輪の技能試験・検定の課題の一つ。課題の目的は危険回避。全ての制動操作(フロント・リア・エンジンブレーキ)を使い、ロックさせずに短距離で安全に停止できるかどうかが試される。開始速度は40km/h。距離は、ドライ時は11m、ウエット時は14m。

二輪に乗っている人間として言わせて戴くと、「これができないヤツは死ぬ」と断言できる課題の一つ。個人的には開始速度を速くするとか、厳格化すべき課題。公道上で二輪で本当に急制動が必要となるシチュエーションでは、40km/hなんてのんびりとした速度であることは殆どないのだから。


■ 旧バス (きゅうばす)


二俣川試験場の方言の一つ。旧・大型二種試験車両の1〜3号車及び練習用1号車を指す。9m級の年季の入った車両であり、特に1号車はバックギアと2速ギアの判別が困難という特徴を持つ。

中型二種試験車両……となったのかどうか、未確認なので確たることは書けない。規格的には今の中型二種なのだが、何しろ年代モノだったので現存するのか否か、未調査である。


■ 京三製作所 (きょうさんせいさくしょ)


鉄ヲタや免許マニアなどの「交通系ヲタ」にとっては非常にメジャーな会社。横浜市鶴見区にある。

道路交通において欠くことのできない信号機をはじめ、信号制御器・車両感知器・交通管理システム等、道路にまつわる機械の多くを開発・製造・納入している。また鉄道方面では、各種信号・制御・保安システムを含む列車運行管理システムをはじめ、鉄道車両内の制御系の電装品や、最近では都市部のワンマン運転用のホームドア等を含む装置一式なども開発・製造・納入している。

ちなみに、鶴見駅発着の通勤用のバスは横交鶴見の車両を借り上げて運用しているらしい。


■ 教習原簿 (きょうしゅうげんぼ)


教習所において、個々の教習生に対して実施した教習の内容を書き連ねていく原簿のこと。……と書くとのんびりとした雰囲気であるが、実際には法令でその作成方法から処分方法に至るまで完全に管理されている殺伐としたものである。その絡みで、大半の指定自動車学校では所外持ち出し禁止。また、氏名・住所・生年月日のみならず本籍から身体的特徴に至るまでセンシティブな個人データが山盛りに掲載されているため、個人情報保護法施行以降、その取扱いはさらに厄介なものとなっている……らしい。

特定届出教習所の教習生については、試験場での技能試験の際、教習原簿を持ち込む「原簿受験」が可能。特に原簿受験だから有利になるということはない(教習している分合格率は高い)が、不合格の場合試験官が原簿にその理由などを書き込んでくれるらしい。


■ 教習指導員 (きょうしゅうしどういん)


教習所において、広義の自動車等の運転に関する知識及び技能の教習を行っている人々のこと。世間一般的には「簡単になれそう」というイメージが強いようだが、実は指定自動車学校の教習指導員については比較的厳しい国家試験等を経なければ就くことができない。

余談だが、器用な人が多いのか他の職種の人々に比べ綺麗なサイトを立ち上げている率が異様に高いような気がする。コンテンツも充実しているし。なんでだかは知らん。


■ 教習所 (きょうしゅうじょ)


運転に関する教習を行うところ。自動車学校。

公安委員会の関与の仕組みに応じて、指定自動車学校(公認教習所)、非公認自動車学校、特定届出自動車学校などの種類に分けられる。

少子化の影響やら何やらで、昨今サービス業化が著しい業態の一つ。設備の充実、派手な広告、巧みな顧客確保術と、まあそういったものを全面否定するつもりはないけれど、ともすれば本義や存在意義さえも見失っているような風潮も感じられ、実際にそうした学校が存在しているような気もする。

 『く』

■ 空走距離 (くうそうきょり)


車の停止距離を構成する要素の一つ。実際にブレーキが作動する制動距離に対し、この空走距離はブレーキが作動し始めるまでに車が走ってしまう距離を指す。

そんな訳で、路面状態には影響を受けないが、運転者の身体的・精神的状態には影響を受ける。いくら技術が進展したところで、ボーッと運転しているバカにつける薬にはなり得ないということ。


■ 下り坂 (くだりざか)


値動きが上下を繰り返しながらも趨勢的に下降していること。下降トレンド。……何の話だ。(^-^ヾ

道路交通法上は、勾配の急な下り坂については徐行の義務があり、追越しは禁止。また、下り坂が長く続く場合はフットブレーキだけではなくエンジンブレーキも有効に活用する必要がある。


■ 熊出没注意 (くましゅつぼつちゅうい)


こういうシールを貼っている自分のIQは90を下回ります、という自己主張のための文言。


■ クラッチ (くらっち)


エンジンとトランスミッション(変速機)の間に存在し、発進、停止、変速時にエンジンのパワーをトランスミッションに伝えたり遮断したりする役割をする動力伝達装置のこと。

総じて運転が得意でない人々の最大の天敵であり、不毛なAT・MT論争のネタの一つ。(w


■ クランク (くらんく)


狭路屈折。二輪、四輪を通じて多くの免種において共通した課題である。どれだけ切れるか、その場合の車体の動きはどうなのか、それぞれ把握していれば難しいものではないのだが、タイミングと目印だけで対応しようとする不埒な輩にとってはほんの少しのイレギュラーさえも許されない厳しいものであるらしい。

個人的には、時間制限を設けて後退で抜けさせるような課題があってもいいような気がする。


■ クルー (くるー)


日産が誇るベストセラーの営業車。タクシーなどで多用されている。価格的には新車が150万円台で買えてしまう程であるが、実は密かに2,000ccクラスであり、燃費も良い。

二俣川試験場の普通車の主力。毎日のヘタレ受験者による酷使にもめげることなく、かなりの長期間にわたり使い回されていることからも、この車両の優れた耐久性が理解できる。


■ 黒いテープ (くろいてーぷ)


旧・大型二種の路上試験コースにおいて、コース上の電信柱・標識柱等に巻かれたもの。

指定場所停車の候補となる目標物の目印だったらしい。もっとも、黒いテープが巻かれた柱だからといって必ずしもその場所で指定場所停車が行われるわけではなかったので、あまり拘る必要もなかった。

 『け』

■ 警音器 (けいおんき)


クラクションのこと。実は、道交法上、鳴らして良い場合以外は使用が禁止されている。鳴らして良い場合というのは、鳴らせという標識がある場所、警笛区間内で見通しがきかない交差点・カーブ・上り坂の頂上などだけ。それ以外は鳴らしたら道交法違反ということで、切符が切られることになる。

ま〜、クラクションをいじるような手合いは、そんな条文は知らんだろーが。( ´ー`) y-~~


■ 警戒標識 (けいかいひょうしき)


「気をつけてね」な意味合いの事柄を伝えるための標識。黄色系統でまとめられている。


■ 軽車両 (けいしゃりょう)


自転車、荷車その他人若しくは動物の力により、又は他の車両に牽引され、かつ、レールによらないで運転する車(そり及び牛馬を含む。)であつて、身体障害者用の車いす、歩行補助車等及び小児用の車以外のもの。……と言われてもわかりにくいので具体的に言うと、チャリンコやら大八車やら犬ぞりやら牛車・馬車やらがこれに該当する。意外なところでは、台切りされたトレーラーなども軽車両。

最近では、自転車も軽車両ということで、飲酒運転や危険運転が取り締まられている。


■ 警笛区間 (けいてきくかん)


警音器を鳴らさなければならない区間を示す標識。といっても、当然、ずーっと鳴らしっぱなしにしなければならないという訳ではなく、見通しが悪い場所などで鳴らさなければならないというもの。





■ 警笛鳴らせ (けいてきならせ)


警音器を鳴らせ、という標識。警笛区間とは異なり、この標識がある場所においては見通しの如何に拘らず必ず警音器を鳴らさなければならない。

……でも、例えばすぐ前を走る車が白いベンツなどで、関西圏の妙に数字が良いナンバーで、窓に全部スモークがはられていて、パンチパーマのイカつい兄さんが二人以上ご乗車あそばされているような場合は、たぶん鳴らさなくても良いかと。


■ 警部補 (けいぶほ)


お巡りさんたちの階級の一つ。下から数えて(巡査長を含めて)4番目。階級章は、下の部分の葉っぱの色が金色(巡査部長以下は銀色)となり、■マークは1つ。色々な「係長」が割り当てられることが多い。

試験官の階級は、だいたい警部補か巡査部長。上がりが近そうな試験官が多いことからも明らかな通り、警部補を最後に定年を迎える方も多くいらっしゃる。お疲れ様でした。

国家公務員T種、所謂警察庁キャリア組が最初に任官される階級。『踊る大捜査線』の室井さんあたりも最初はここからスタート。えらいカッチョエエ!という感じではあるが、著者の中学・高校の同期もこれだったことを考えると、正直なところ( ´_ゝ`)フーンという気がしてくるもの。

ちなみに、ある程度の業務経験と高度情報処理系の資格を持っていると応募することができるコンピュータ犯罪捜査官(下っ端ではない方)も、警部補任官である。……嗚呼、何となく価値が。


■ け引 (けいん)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。牽引一種の免許の保有を意味する。

表示される場所は、下段の左から2番目。


■ け引二 (けいんに)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。牽引二種の免許の保有を意味する。

表示される場所は、下段のいちばん右。


■ 原動機付自転車 (げんどうきつきじてんしゃ)


所謂「原チャリ」のこと。

定義については、法律により異なる。道路交通法では、排気量50cc以下。道路運送車両法では、排気量125cc以下。ちなみに後者では、50cc以下を第一種、それ以外(51cc〜125cc)を第二種と定めている。著者が乗っているスーパーカブは、排気量が85ccであるため、原付二種。

免許制度は道路交通法に基づくものであるため、原付免許で乗ることができるのは排気量50ccまで。原付二種に乗るためには、普通二輪(小型限定)以上の免許が必要。


■ 原動機付自転車の右折方法(小回り) (げんどうきつきじてんしゃのうせつほうほう・こまわり)


紛らわしい標識の一つ。通常、原付が二段階右折しなければならない交差点において、例外的にそれを禁止したもの。この標識がある交差点では、原付も他の車種同様に右折レーン等を用いてそのまま右折しなければならない。

そもそも原付の二段階右折などという制度自体、性能が著しく低かった昔話の時代からそのまま残存しているものであって、今の道路事情にそぐわないものに成り下がっている訳だが、こういう訳の分からない規制の存在でなおさら一般人にはわかりにくくなっているであろうことが容易に想定される。


■ 原動機付自転車の右折方法(二段階) (げんどうきつきじてんしゃのうせつほうほう・にだんかい)


前の項目とは逆に、こちらの標識は法規通りの二段階右折を求め、或いは指定するもの。……だから、紛らわしいっつーの。(-_-メ






■ 原付 (げんつき)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。原動機付自転車の免許の保有を意味する。

表示される場所は、下段のいちばん左。


■ けん引 (けんいん)


『大辞泉』によると、「大きな力で引っ張ること。引き寄せること。牽曳」とのこと。免許制度上では、法律上は漢字で「牽引」という語句が使われ、一般向けの説明では「けん引」、免許証上の表記では「け引」という略称が用いられている。なお、道交法上、そもそも「牽引」とは何か、規定する条文は存在しない。

言うまでも無く、クルマがクルマを引っ張ること。トラクターがトレーラーを引っ張るのもけん引であるし、故障したクルマを別のクルマが引っ張るのもけん引の形態の一つ。船積んだトレーラーを引く行為も、けん引。


■ けん引車は農耕車に限る (けんいんしゃはのうこうしゃにかぎる)


数ある限定条件のうち、限りなく珍種に分類されるものの一つ。読んで字の如く、けん引に分類される車両・行為であっても農耕用車両に限って許可される。

神奈川県(に限らず大多数の都道府県でそうだろうが)の場合、これを取得するためには農耕車に分類される車両を試験場に持ち込んで試験を受ける必要があるものと思われる。


■ 献血 (けんけつ)


試験場とは切っても切れないものの一つ。何故かどこの試験場へ行っても献血所や献血カーが存在する。アタマがカッカカッカしがちな免許の試験に際し、血でも抜いてもらって落ち着けという配慮だろうか。

ちなみに著者は、試験に合格して調子に乗って献血しようとしたらγGTP高過ぎて丁重にお断りされてしまったことがある。それ以来、献血は一切していない。……軽くトラウマになっているらしい。(^-^ヾ


■ けん引き (けんびき)


二俣川地方及び関連業界の方言の一つ。「けんいん」と言わずに「けんびき」と言う。理由は不明。


■ 原簿受験 (げんぼじゅけん)


特定届出教習所などの生徒が運転免許試験場で技能試験を受験する際、教習所における教習原簿を持ち込み、試験官に提示すること。不合格の場合、試験官が減点対象等を記入する。らしい。

原簿受験だと他の一般受験者に比べて有利に取り扱われるであるとか、余程のポカをしない限りは合格させてくれるであるとか、まあ諸説ふんぷんな制度ではあるが。……人より長く、深く色々な試験を見た立場から論評させて戴くならば、特に有利・不利なんて区別がなされることは無いものと思われる。

まあ、原簿受験をする人は即ち特定届出教習所で一通り系統的な技能教習を受けて来た人なわけであって、そこいらの海のものとも山のものとも思われぬ一般受験者に比べて合格率が高くなるのは当然かと。試験場や試験官の癖も含めてレクチャーしてくれるところが多いでしょうからねぇ。


■ 幻惑 (げんわく)


夜間等に、対向車の前照灯等を強く受けるなどすることにより、正常な視覚が失われる現象。どのくらいの光量でどのくらいの程度の幻惑に見舞われるのかは個人差がある。

 『こ』

■ 公安委員会 (こうあんいいんかい)


警察の運営を司る組織。内閣府の外局であり警察庁を所管する国家公安委員会と、自治体警察を所管する各都道府県の公安委員会が存在する。……まあ、実質イコールではあるが。

運転免許は道路交通法に基づく国家資格であるが、試験を行い免許証を発行するのは各都道府県の公安委員会である。各警察本部等ではない。……まあ、やはり実質イコールなのだが。


■ 合格 (ごうかく)


鋭角気味の交差点の内側に存在する、喫茶店の名前。知らない奴はモグリ認定。( ̄ー ̄) ニヤリッ


■ 合格通知書 (ごうかくつうちしょ)


正しくは、運転免許試験合格通知書。本来、運転免許試験の場合、合格すれば直ちに免許証が交付されるため「合格通知書」などは不要なのだが、取得時講習などを受けなければならない場合、まず通知書が交付され、講習を受けた上で免許証が交付されることとなる。実物はこんな感じ


■ 公共工事 (こうきょうこうじ)


色々な意味で無駄なもの、と、若い時分には誰もが思うもの。……ハァ、年くったかな。(-_-;

公道を利用する技能試験を受ける際には、心底邪魔に思えて仕方がないもの。あんなもんを回避したりする一連の対応の中で、どれだけの膨大な減点対象要素があると思っとんじゃ!ヽ(`Д´)ノ ゴルァ


■ 交差点 (こうさてん)


2本以上の道が交わる場所。道路交通法上は、「十字路、丁字路その他二以上の道路が交わる場合における当該二以上の道路(歩道と車道の区別のある道路においては、車道)の交わる部分」を指す。

交差点及びその側端から5m以内の部分では、法令の規定若しくは警察官の命令により、又は危険を防止するため一時停止する場合のほか、停車し、又は駐車してはならない。ここ、技能試験で出ますよ。


■ 工事区間 (こうじくかん)


見ての通り工事区間であることを示す、ポピュラーな標識。

そもそもこの標識が工事区間を表すものであって、標識の内容と実態にさほど違和感が存在しないというあたり、所謂「工事現場」というものが大昔と同様のベタな肉体労働により成立していることを如実に示すものである。



■ 更新 (こうしん)


ここのサイトでなかなか行われないこと。……すみません、努力します。(><;)

運転免許においては、有効期限の前にそれを更新する手続のこと。違反歴・免許歴により、優良運転者講習・一般運転者講習・違反運転者講習・初回更新者講習のいずれかを受けなければならず、それに応じて更新手続ができる場所や手数料に差が出ることとなる。

個人的には、せめて筆記試験ぐらいは課しても良いように思える。そうすれば、およそ免許を行使する資格がないものと思われるババアや老人からは、合法的に免許を没収できるだろうに。


■ 高速教習 (こうそくきょうしゅう)


高速道路を走行する教習のこと。教習所によっては、BMWあたりで行うところもある。先日まで教習所内でヨタヨタと走行するのがやっとだった教習生を80km/h以上のスピードで走らせる訳で、教習生自身も心臓バクバクものだとは思うが、それ以上に指導員に心理的負担が掛かるだろうなぁ、というもの。何しろ高速走行中には補助ハンドルもロクにできない(無理にやったらエラいことになる)訳でして……。


■ 高速自動車国道 (こうそくじどうしゃこくどう)


高速自動車国道法において、「自動車の高速交通の用に供する道路で、全国的な自動車交通網の枢要部分を構成し、かつ、政治・経済・文化上特に重要な地域を連絡するものその他国の利害に特に重大な関係を有する」と定められている道路。自動車専用道路とともに、高速道路として扱われる。


■ 高速道路 (こうそくどうろ)


自動車が高速通行できるような構造を持つ高速自動車国道と自動車専用道路のこと。高速道路株式会社法では、高速自動車国道法第4条第1項に規定する高速自動車国道と、道路法第48条の4に規程する自動車専用道路並びにこれと同等の規格および機能を有する道路を指す。

通行は自動車(125ccを超える自動二輪を含む)に、また出入はインターチェンジに、それぞれ限られる。また上下線が中央分離帯により分離されていること、他の道路・鉄道等との交差方式は立体交差であること、自動車の高速交通に適した線形であることなどが要件とされている。……が、例外も当然ある。


■ 交代 (こうたい)


烏合の衆のボス猿に限って要求すること。枕詞に「せーけん」と付くことが多い。( ´_ゝ`)

技能試験において、それまで受験していた人が次の順番の受験者と運転を交代すること。場内試験の場合は当然発着場で、路上試験の場合は停止措置をして試験官の許可(場合によっては寸評)が終わった後に行われる。刹那に交わされる視線や身振りには、ちょっとしたドラマが垣間見える。


■ 後退 (こうたい)


バックすること。直接目視を含めた安全確認が求められる。


■ 交通安全協会 (こうつうあんぜんきょうかい)


左巻きの人々が一般人を煽って叩こうとする組織の一つ。……事実だな。うむ。確かに一部の交通安全協会は免許更新の機会を利用して不当な集金活動をしているようであり、それはそれで非難・是正されて然るべきものだとは思うが、ぴーちくぱーちくこうるさいサヨどもと同調する必然性は無いだろう。

ちなみに、神奈川県の交通安全協会は実に大人しいものである。免許の更新の案内を出すのはそもそも県警本体であるし、更新の際の勧誘も更新窓口の横にあまりやる気が感じられない専用窓口の出店を設けているだけ。あれならば、余程の左巻きでない限り無益な喧嘩を売ろうとはしないはずなのだが。


■ 交通事故 (こうつうじこ)


毎年数千人の命を奪うもの。悲惨である。……そう、悲惨であるし、交通警察24時のような番組でも散々交通事故防止の警鐘は鳴らされまくっている。が、年間ベースで交通事故の約4倍以上の死人が出ている別の問題については、交通事故ほど取り上げられていない。不思議な国である。

割と経験者は多い。以前、菅原文太が「事故ったことあるのか。ないだろう」とコメントする東海のCMがあった訳だが、事故経験歴が無いのが当然と言えるほど、事故経験者数は少なくない。


■ 交通整理 (こうつうせいり)


標識・信号、あるいは直接の指示などにより、交通を整理すること。

所謂「現場」では、日給\8,000〜\13,000あたりが相場であるらしいお仕事。やったことはない。


■ 勾配 (こうばい)


「勾配」で色々検索してみたら、到底理解不能な数式ばかりヒットした訳だが。は〜、数学ができる人は尊敬してしまいます。本当に。……それが何の役に立つのか、という点も、皆目理解できませんが。

地形や人工的な構造物、建造物の傾きのこと。和訳すれば同じ「勾配」という表現であっても、カタカナで書く場合、道路用語の場合はバンク、鉄道用語の場合はカントとなる。著者にはどちらでも通じるが。


■ 高齢者講習 (こうれいしゃこうしゅう)


免許証の更新期間が満了する日における年齢が70歳以上の高齢者について、更新期間が満了する日の前3ヶ月以内に受講していなければならないと定められている講習。受講前の運転適性指導を含め、加齢に伴って生ずる身体の機能の低下を高齢者に自覚させ、多分に因果を含めることを真の目的とするもの。

更新前6ヶ月以内に公安委員会が行う特定の講習や、高齢者講習と同等の効果があるとの認定を受けた運転免許取得者教育を受けた者は受講が免除される。また、実際に自動車等の運転をするチャレンジ講習を受け、加齢に伴う身体の機能低下による運転への著しい影響がない旨の確認書を交付された者は、簡易講習となる。個タクの運ちゃんあたりはこちらを選ぶものと思われる。

相場は、\6,000少々。嗚呼、カネにならんのに「やらさせている」指定教習所の怨嗟の声が聞こえる。


■ コース (こーす)


場内または路上において、技能試験のために設定される経路のこと。試験官が予め定められたものの中から成行きやその日の気分などで指定する。(をぃ) なお、普通一種には自主経路設定がある。

場内・路上のいずれにおいても、コース間違えは直接の減点対象とはならない。ウェブで公開されている運転免許取得記の類を閲覧している限りにおいては、コースを間違えてもきちんと元のコースに戻り、合格している人も多い。……が、実際のところ間違えてから元のコースに戻るまでの間も採点され続ける訳で、間違えないに越したことはない。余程、各所の注意点を完璧に把握していれば話は別だが。


■ 小型特殊自動車 (こがたとくしゅじどうしゃ)


道路交通法上は、特殊自動車で、車体の大きさが一定サイズ以下のもののうち、15km/hを超える速度を出すことができない構造のもの。いずれかの条件を超えるものは大型特殊自動車となる。但し、道路運送車両法上は、農耕作業用自動車は幾ら大きくても小型特殊自動車扱い。嗚呼、縦割り規制。

実質的に、農耕用の車両等を運転するために必要という本来のあり方を除けば、真のフルビットであるか否かを決定付けるためにしか存在意義がない免種。ちなみに、試験内容は原付とほぼ同等である。


■ 五点確認 (ごてんかくにん)


大型二種を除く、全ての二種免許で必須とされている(本当は一種でも必要ですが)安全確認の基本手順を指す言葉。一般的には、ルームミラー、左ミラー、左後方目視、右ミラー、右後方目視のそれぞれの確認を指す。直接目視は左右それぞれの「後方」であって「側方」ではないので注意。また、自然にこなせない場合は単なる無意味な首振りと見做されてしまうので、しっかりと「見る」こと。

ちなみに大型二種では、五点確認の上を行く七点確認が求められる。これは、五点確認の項目に、車内の目視確認と、バスの直前直下の目視確認を加えたもの。カクンカクンとしっかり見るように。


■ 小特 (ことく)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。小型特殊の免許の保有を意味する。

表示される場所は、上段のいちばん右。

パリティビットだの何だのと言われるが、ここに表示があるかないかという差は大きいよ。( ̄ー ̄) ニヤリッ

……という密かな誇りを、中型免許制度は全て惜しみなく奪っていきました。(´・ω・`) ショボーン


■ コマツ (こまつ)


建設機械の国内最大手メーカー。作った機械の操縦方法も教えます、ということで、グループ企業としてコマツ教習所を持ち、労働安全衛生法に基づく運転技能講習・特別教育・安全衛生教育の実施、大型特殊自動車免許実技教習などの事業を展開している。

フォークリフトなど、大型特殊の派生的な各種資格を取得したい場合にお世話になる会社。神奈川県の場合は本社・神奈川センタが京浜急行大師線東門前駅徒歩3分のところにある。

著者もフォークリフトをここで戴きました。筆記試験が一人だけ100点満点だった記憶があります。(^-^ヾ


■ コヤマドライビングスクール (こやまどらいびんぐすくーる)


東京都内の秋津校・二子玉川校・石神井校と、神奈川県内の綱島校、計4校の指定自動車学校を運営する独立系の会社。本店所在地は品川シーサイド駅から徒歩数分の行政書士事務所……だったのだが、本稿執筆のため調べてみたところ、どうやら渋谷区の旧山手通り付近へ移転した模様。

# 昔、今の秋津校は中央区の晴海にあり、秋津移転後も暫く「晴海校」と名乗っていた気がする……。

取扱い免種は、基本的に指定自動車学校で取得できるもの全て。他所と比較して、教習指導員は女性が多い。無論、絶対数的には男性指導員の方が多い訳だが、所謂「程度の低い」指導員は存在しない。中免取得の頃には少し居たような記憶があるので、恐らくは淘汰されているものと思われる。また、スケールメリットを活かし、外国人向けの英語教習や障害者教習なども手広く展開している。客層は、綱島校に限って言えば、場所柄一年を通して学生が多く、また昼間の時間帯には主婦層も多い。

綱島校は、著者の出身校である。二俣川試験場で直接取得した以外の全ての免種、即ち、中免(現在の普通二輪)・普通一種・大型二輪・大型一種・牽引一種・大型二種と、計6回卒業している。特に大型二種については指定前教習生として稀有な経験をさせて戴いた。その詳細を含む各免種の取得記については別ページに掲載済みであるが、いずれの免種においても教習生活は満足できるものだった。

# ちなみに綱島校では、大型一種・大型二種は、残念ながら現在は行われていません。

教習所も色々ある訳だが、本サイトを開設している著者が他人様にお薦めできる唯一の自動車学校。何も知らない中免取得の際、たまたま「鶴見川の河川敷で開放的で良さげである」というだけの理由でコヤマの綱島校を選択した著者は、実に幸運だったと言える。フルビットマジックの主要な「タネ」かも。

ということで、城南・横浜北部在住で試験場ではなく教習所で普通に免許を取りたいという方は、コヤマで取得することをお薦めしておきます。特にここの推奨と申告しなくても結構ですので。( ^ω^)

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