けん引きの方向変換において、ヘッドと台車の角度付けの不足から、そのまま台車を押してもヘッドと反対側の後輪(右バックの場合は左後輪、左バックの場合は右後輪)が接輪するだけでどうにもならないという状況となること。ジャックナイフとは正反対だが、角度付け・タイミングの失敗という点で原因は同じ。
本来ならば流れきる前に状況に気がつき、ヘッドを逆に振って角度をつけてやり、今度はその角度を固定して押し込むようにしてやれば良いのだが、まあ、理論と実戦は異なるもので。細かいことを四の五の考えるよりは一度スタート位置まで切り返し、直線バックから落ち着いてやり直した方が良い。それでもなお失敗するならば、それはまだ角度付け・角度固定・それぞれのタイミングを体得していないということだ。