運転免許用語集 二俣川フルビット物語 〜運転免許完全取得への道〜


 Glossary - 運転免許用語集@二俣川フルビット物語

 『は』

■ パーキングブレーキ (ぱーきんぐぶれーき)


主に駐車の際に用いるブレーキで、後輪をロックするものであることが多い。サイドブレーキと言われることの方が多い。手で操作するものの他、AT車では左足で踏むものもある。

試験車両についてはワイヤー式が大多数なのだが、デカバス(いすゞエルガ)のみホイールパーキングブレーキである。ぷしゅ〜、と掛かるのを快感に思う受験者も少なからず存在するようで。(^-^ヾ


■ ハーレー (はーれー)


毎週日曜日に日本のどこかの交差点でコケているであろうバイクのこと。……暴言か。(苦笑)

バカデカくてデザインに特徴のあるバイクばかりラインナップしている米国のバイクメーカーのこと。また、そのメーカーの製品。アメリカンがお好きな向きには魅力的なものであるらしく、狂信的なファンを持つ。

個人的には欧州系のツアラーの方が好みだったりするわけだが。。。


■ 排気ブレーキ (はいきぶれーき)


エンジンブレーキとは似て非なるもの。主に大型車に存在する。ごく簡単に説明すると、排気バルブを閉じることでエンジンからの排気を止め、エンジンの動きを封じ、エンジンブレーキよりかなり強い制動力を得るもの。結構強く効くので作動中ブレーキランプを点灯させるようになっているものも。路線バスに乗っていれば、運転士によってはちょこちょこ使うのでどんなものか体験することができるかも。

ちなみに試験車両で排気ブレーキを作動させるのは事実上ご法度なので注意。減点対象となるわけではないのだが、エンジンに負荷を掛けるため、車両については安全協会からの借り物を使用している神奈川県においては試験官がものすごく嫌がる。特に普段大型車を運転している人の場合、大型二種・路上などでは使いたくなる場面もあると思うが、フットブレーキとエンジンブレーキだけで何とかするように。


■ バケット (ばけっと)


大特の試験車両のうち、一般受験者が使用するコマツのホイールローダーについているアタッチメントのこと。要するに、いちばん前についている大きなシャベルである。

免許の試験では採点対象外だが、発進の際には予めバケットを上げ、逆に停止措置の際には最後にバケットを下ろし接地させること。


■ 波状路 (はじょうろ)


大型二輪の試験や教習に存在する課題のこと。所定のデコボココースを5秒以上かけて通過すれば良い、という課題。一本橋に比べれば苦手意識を持つ人は少ないはず。

そろりそろりとスタンド&半クラで進入、進入後はクラッチを切り、ニーグリップだけしっかりとしつつ、コツンコツンと前輪とクラッチを当ててやる感覚でちょこちょこ進んでいれば自然と10秒ぐらいになります。


■ バス (ばす)


一般的には大型乗用自動車のことを指す。


■ バス停 (ばすてい)


新しい広告媒体としての側面を持ち始めているもの。バカデカい広告が人目をひく。

道交法上は、バスの運行時間中は半径10m以内が駐停車禁止のもの。「半径」なのがポイントで、道路によっては対向車線までもがその範囲に引っ掛かることがある。普通二種の路端停車はニュータウンの中で行われるが、バス通りにおいては交差点と(ただでさえ見つけにくい相鉄バスの)バス停との兼ね合いから停められる場所を探すのが難しいので注意が必要である。


■ 発着所 (はっちゃくじょ)


コースに従い自発的に向かう際には晴れやかな気持ちとなる反面、「戻れ」と指示されて向かう際にはどんよりとした気持ちとなる場所。……まあ、当然か。

二俣川の場合、四輪の発着所は1号館の下、二輪の発着所は二輪専用待合室の前。全国に試験場は数あれど、受験者以外の一般人がするすると入り込むことができる発着所は二俣川だけかも。


■ 花束 (はなたば)


一般的には「お疲れ様でした」とか「おめでとうございます」などの意味合いを持つことが多く、別に何とも思わないモノであるが、道端に置かれていると途端に。・゚・(ノД`)・゚・。という気分にさせてくれる小道具のこと。

 『ひ』

■ 非公認教習所 (ひこうにんきょうしゅうじょ)


広義では、指定自動車学校ではないため卒業後に試験場での技能試験を受ける必要がある教習所のこと。狭義では、その中でも特定届出教習所ですらない単なる「練習場」のこと。

指定自動車学校に課せられるキマリゴトが存在しないため、設備面では劣るものの教習料金は格安であることが殆ど。後で技能試験を受けなければならないという因果を知った上で賢く利用する分にはお得な教習所と言える。……ま、一部には某DDLのような例も見受けられるので注意は必要だが。


■ 非常駐車帯 (ひじょうちゅうしゃたい)


高速道路にある標識。非常駐車帯の存在を示す。

高速道路上で故障などがあった場合、ここに車両を停めるためのスペースである。間違っても、昇る旭日や沈む夕陽を見て感傷的になったり、深夜に助手席の人としっとり良いムードになってイチャイチャするような場所ではない。

ちなみに、警察の高速隊御用達の場所でもあったりする。


■ 非常電話 (ひじょうでんわ)


高速道路にある標識。非常電話の存在を示す。

電話は無料であるが、ダイヤルなどは存在せず、受話器を取るとJH、もとい、各高速道路を管轄する会社の管制室(首都高なら首都高速道路株式会社の管制室ね)に直通でつながる。事故ってテンパっていてもこれなら大丈夫。

著者は過去1回だけ、初期型のスカイウェイブが東名高速上でエンジントラブルに見舞われてしまい、静岡大学の真横の上り線の非常電話のお世話になった。


■ 標識 (ひょうしき)


道路標識。道路交通法第2条では、「道路の交通に関し、規制又は指示を表示する標示板をいう」と定められている。

それはそうなのだが、親切な公安委員会(≒警察)のおぢさんたちの手にかかると、到底一度には認識できない程の複数の標識を並べ立ててくれてドライバーを混乱の渦に叩き込む存在に成り下がる。


■ 標示 (ひょうじ)


道路標示。道路交通法第2条では、「道路の交通に関し、規制又は指示を表示する標示で、路面に描かれた道路鋲、ペイント、石等による線、記号又は文字をいう」と定められている。

それはそうなのだが、親切な公安委員会(≒警察)のおぢさんたちの手にかかると、雨の日にツルツルテカテカとなったり、ひどくデコボコしたりして、二輪をコケさせる邪悪な存在に成り下がる。

 『ふ』

■ 二ツ上橋 (ふたつかみばし)


横浜市瀬谷区にある、中原街道と瀬谷柏尾道路の交差点。具体的には、ここ

大型二種などの路上試験のコース上にあるポピュラーな交差点の一つ。中原街道はこの交差点を境にして制限速度が変わる。特に下川井方から来た場合、60km/h⇒50km/hとなるので要注意。


■ 二ツ橋 (ふたつばし)


横浜市瀬谷区にある、横浜厚木街道と瀬谷柏尾道路の交差点。具体的には、ここ

大型二種などの路上試験のコース上にあるポピュラーな交差点の一つ。大型二種Cコースの場合、瀬谷駅方から来て右折レーンを右折していくこととなるのだが、瀬谷柏尾道路は混んでいることが多く、入り方については若干のコツを要する。試験本番で悩むぐらいであれば、事前に下見しておくことを薦める。


■ 二俣川 (ふたまたがわ)


古戦場の一つ。自らの妻・牧ノ方の娘婿にして京都守護である平賀朝雅を将軍として源実朝を追放することを画策する北条時政が、抑止を企てた有力御家人・畠山重保を謀殺した後、子の北条義時に命じて何も知らずに鎌倉へ向かいつつあった重保の父・畠山重忠を迎撃させた、二俣川の戦いの舞台。

現在は、横浜市の都市計画において上大岡や戸塚などと共に「副都心」に位置づけられる旭区最大のターミナル。相鉄の急行で横浜駅まで1駅11分という好立地から、駅周辺をはじめ北口・南口発のバス便の地域に至るまで住宅街が広がっている。なお、駅周辺から試験場に至るまで、昔は特定の地主の持ち主であり、その名は今も北口近くのビルや某所の○○員名簿(註・免許関係)の中に見ることができる。

免許関係においては言うまでもなく聖地・神奈川県運転免許試験場のことを指す。都内など、複数の試験場の受験者に練習をさせてくれる非公認教習所等では、「二俣川で受験する」旨を伝えると何故か「ご愁傷様です」と返されたりするらしい。それはそれでどんなもんだろーかと。


■ 二俣川の懲りない面々 (ふたまたがわのこりないめんめん)


二俣川の「常連」のこと。多くは免許マニアやそれに類する者たちであり、1週間と空けずに試験場へ通い詰め、技能試験に勤しむ日々を送る。試験官や安全協会の一部関係者を肩書きではなく名字で呼ぶことが多く、試験車両のエンジン・クラッチ・ハンドルその他の癖は概ね把握しており、多くは戸塚自動車学校への通学歴を持つ。平日に通い詰められるという時点で明らかだが、プーが多い。(^-^ヾ


■ 二人乗り (ふたりのり)


惚れた女を後ろに乗せて、夢はタンデム!……そんなふうに考えていた時期が俺にもありました(AA略

法規上、及び一般的な社会通念上、危ないですわよということになっている行為。主に二輪車において運転者の他にもう一人、計2名で乗車することを言う。法的には、原付二種以上のクラスの二輪であって、タンデム用のシートがあって、かつ運転者の免許歴が1年以上なければならない。

高速道路における二人乗りは永らく禁止されていたが、ハーレーを売り込みたい美国からのガイアツにより規制が緩和され、平成17年より解禁された。但し、首都高の多くの区間などでは依然として実効性に乏しいと思われる規制が継続されており、タンデムしたい多くのライダーから撤廃を求める声があげられている。

まあ、タンデムなんて縁が無いと悟りを開き、今日もカブと戯れている漏れガイル訳だが。( ´_ゝ`)


■ 踏切 (ふみきり)


田園都市線に無いもの。新幹線には、実は存在する。

首都圏の鉄道各線においては、重大な踏切事故や踏切に起因する渋滞・街の分断を解消するため、連続立体交差化事業などにより鋭意その減少が推し進められている。

教習所や試験場では、必ず直前で一時停止し、窓を開け、来るはずもない列車の音を聞き、安全を確認した上で、ローギアで抜けるべし、とされているもの。あれほど形骸化したセレモニーも珍しい訳だが、一時停止と安全確認という最低限のことさえ怠ったが故の踏切事故が多いのもまた事実である。


■ フォークリフト (ふぉーくりふと)


フォークを荷物の下側の隙間に差し込み、フォークごとリフトを上げて荷物を持ち上げ運搬する車両。最大荷重1t以上のフォークリフトの運転(道路走行を除く)に際しては、労働安全衛生法により、所定の技能講習を修了した資格がなければその業務に従事することができないものとされている。

道路走行に際しては、大型特殊または小型特殊の運転免許が必要。こちらの資格は、本格的に荷役系の現場で仕事をする場合に必要となるものである。

大型特殊の免許を持っていると講習料や講習時間が短くなる場合が多いため、著者をはじめとする多くのフルビッターがついでに取得している。まあ、タンクローリーというものを運転する資格を揃えるという意味で大型・牽引の免許の他に乙種第4類危険物取扱者を取るのと似たようなものである。(^-^ヾ


■ 幅員減少 (ふくいんげんしょう)


この先、ちょっと狭くなりますよ( ´_ゝ`)な標識。

もともと道路の形状として急に狭くなったりする場所に公安委員会が設置する正規の標識として存在する。標識を立てる前にやるべきこと、努力すべきこと、チカラを注ぐべき事案があるのではないか?と、言いたくなるものの一つ。



■ 普自二 (ふじに)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。普通自動二輪の免許の保有を意味する。

表示される場所は、上段の左から6番目。


■ 普通 (ふつう)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。普通一種の免許の保有を意味する。

表示される場所は、上段の左から3番目。


■ 普通一種 (ふつういっしゅ)


履歴書に書かれる資格として、堂々の1位になるものと思われる国家資格のこと。正しくは、普通自動車第一種運転免許。所謂普通のクルマの運転ができる。日本国民の半分以上が持つ資格である。

……と、2003年当時は書いており、事実そうだったのだが、2007年6月2日付けで施行された改正道交法において中型免許が登場したため、状況が一変した。同日以前に普通車の免許を取得していた者は全て、8t限定の中型車の免許を所持している扱いとなってしまったのである。

ということで、改正道交法施行より前に普通一種・普通二種を取得していた人々は、既に限定付きの中型一種・中型二種を取得済みということになるので注意。ただ、履歴書等に免種を書く際に実際どう書くべきか?は、諸説あると思われるので回答を差し控えたい。( ̄ー ̄) ニヤリッ


■ 普通車 (ふつうしゃ)


雑魚。……すっげー暴言だなぁ。(^-^ヾ


■ 普通車はAT車に限る (ふつうしゃはえーてぃーしゃにかぎる)


ゴーカートしか運転できない免許ですよ、ということ。(嘘)

最近の軟弱なお子様たちはどんなもんか知らんが、少なくとも男でこんな免許しか持っていないというのは恥だと思うぞ。最初からAT限定で取ろうとした取ったのであればまだしも、ひょっとしてMTの操作が全然できずに教習所から半強制的にAT限定へ移行されたイタイ人なのかも、という疑念は残るし。


■ 普通車の旅客車はAT車に限る (ふつうしゃのりょかくしゃはえーてぃーしゃにかぎる)


m9(^Д^)プギャーッ! ……と、いきなり不毛なAT・MT論争を煽ってみるテスト。(w

まあ、個人的にはAT車だろうが何だろうが、本人がそれで良いと言うのであれば良いと思います。ただ、道路には当然MT車も走っているわけで、MT車の特性や走り方を知るという観点から言えば、可能であればMTを取得して戴いた方が、物の見方を広げるという点で好ましい訳ですが……。


■ 普通自動二輪 (ふつうじどうにりん)


三十路よりも上のレイヤの方々には、「中免(ちゅうめん)」と言った方が早いもの。


■ 普通二種 (ふつうにしゅ)


タクシー免許のこと。解説は……ま、ぐぐった方が細かな規定やら何やらありそうだから省略。

二俣川に限った話なのか他の試験場でもそうなのか未確認ではあるが、他の免種の技能試験の受験者よりも、どういう訳か平均年齢が10歳程度上であると思われる免種。まあ、これさえあれば取り敢えずタクシーの運ちゃんという稼業は保障されますからねぇ。……十分な所得は、保障されるか不明だけど。。。


■ 普通二輪は小型二輪に限る (ふつうにりんはこがたにりんにかぎる)


そうね。やっぱりね、普通二輪にも色々あるけれど、イチ押しという点では小型二輪に限るでしょう。原付と同じような車格だから取り回しが楽だし、原付二種・小型二輪だから30km/h制限や二段階右折なんてバカげた縛りは無い(たまに△マークを見落とされて間違われるけど)し、税金やら保険やら何やらの維持費は原付並みに安いし、このガス代高騰の折にあって燃費は凄まじく良好であるし。うむうむ。

という意味では当然なく、普通二輪免許の限定条件の一つ。排気量125cc以下の二輪、原付二種に分類されるものを操れる。スーパーカブに関して言えば、C90などに乗りたければこれが必要。


■ 普二 (ふに)


運転免許証に記載される免許の種類の一つ。普通二種の免許の保有を意味する。

表示される場所は、下段の左から4番目。ぷにぷに。


■ フルビット (ふるびっと)


あ、もしもしおばーちゃん? オレオレ、オレだけど。(をぃ)

昔の運転免許証は、保有免許が1、未保有免許が0、というビットで表記されていました。フルビットとは当時の名残りの言葉で、免許証のビットが全部立っている(1である)、即ち全部の免許を持っていることを意味します。当然、道交法上は全部のクルマを運転できるということになりますが、逆に全部のクルマを運転できるということを以て直ちにフルビットということはできませんので、念の為。( ̄ー ̄) ニヤリッ

語彙としてのフルビットを考える時、小特パリティビットなどというものはあり得ないのだよ諸君……。

と、あまり調子に乗っていると、中型創設時に困ったことになるので程々にしておこう。

と、2003年には書いていました。その後、めでたく中型が創設され、困っています。。・゚・(ノД`)・゚・。

 『へ』

■ 並進可 (へいしんか)


とーなーりど〜しあーなーたーとあーたしさくらんぼ〜♪(も〜一回♪)

マイナーな標識の一つ。正直なところ、著者はこんなもん見たことがない。もともと自転車等は並進が禁止されているのだが、この標識のあるところに限り並進しても良いということになっている。……といっても、普通の歩道やら道路やらで並進している自転車が取り締まりを受けていることなどあろうはずもなく……。

 『ほ』

■ 方向指示器 (ほうこうしじき)


ウインカーのこと。四輪の場合はハンドル右側のレバーで、二輪の場合はハンドル左側の左右スライドスイッチで、それぞれ操作する。……と、覚えていると、例外が出てきて面食らうこともある。

我が愛車であるスーパーカブの方向指示器操作は、ハンドルの右側。これだけでも例外なのに、スライドスイッチは左右ではなく上下。上が右、下が左である。出前持ちが左手で荷物を持ちながら右手だけで運転操作を行えるように本田宗一郎先生が考えたそうな。まあ、慣れの問題ではある。


■ 方向転換 (ほうこうてんかん)


方向変換のこと。言い間違いと思われるが、Googleでの検索ヒット数ではあながち間違いとも言えず。


■ 方向変換 (ほうこうへんかん)


技能試験における場内の課題の一つ。四輪に関してはすべての免種で課題として存在しているが、縦列駐車がある免種の試験においては、そちらとこちらのいずれかのみ行う場合もある。

トの字というか凸の字というか、まあそういう場所に入り込んで、突起の部分(ポケット)に後退で車体を入れた上で、元来た方へ戻っていくのが基本パターン。鼻歌交じりにクンクンできる大型一種のそれから、シロウトにはお勧めできない牽引のそれまで、難易度は免種によって様々である。


■ 法定速度 (ほうていそくど)


巷に溢れているアホ系のシールによると、「お先にどうぞ」となるもの。……いやー、最初は全然気がつかなかったけれど、「法定速度走行車!お先にどうぞ!」って、結構ヤバいメッセージですな。

一般道は60km/h、高速道は100km/h、原付は30km/h。


■ ポール (ぽーる)


コツン♪と優しくぶつかることにより、技能試験を中止に追い込む存在のこと。


■ 歩行者 (ほこうしゃ)


道路交通法の目的や趣旨に反する度し難い行為をしたとしても、十割過失にはならない悪魔の存在。行き過ぎた歩行者保護が、交通社会における自らのリスクを認識しない怠惰なバカを量産している。


■ 歩行者横断禁止 (ほこうしゃおうだんきんし)


歩行者はこの道路を横断するんじゃねーぞボケ!という標識。当然のことながら違反して渡ろうとする歩行者に対するモノであるため、通常の標識とは異なり、道路に平行に、つまり通常とは90度異なる向きに設置されている。

で、この標識で禁止され、多くの場合さらに看板でも「あぶないわたるな」などと掲示されていて、どう見ても片側3車線で70km/hぐらいで流れているような道路であっても、歩行者様がノコノコと横断してきてそれに当たった日にゃ、クルマ側が絶対的な悪者にされてしまう。あまりの過保護は如何なものかと思うのは、著者だけではないだろう。


■ 歩行者専用 (ほこうしゃせんよう)


親御さんがお嬢さんの手を引いている光景を意図した標識なのだろうが、まじまじと見れば見るほどそうは見えず、どう見ても「知らないおじさんに連れて行かれるょぅι゛ょの図」としか思えなくなる不思議な標識。

そもそも現代日本において、父親が娘と手をつないで歩くという光景が果たしてどれだけ見られるというのだろうか。かなり幼い頃から母親の愚痴により洗脳され、嫌われ、小学校高学年ともなろうものなら下着を別に洗濯することや風呂の順番の指示など徹底的に「キタナイモノ」として扱われ、挙句、帰ってくるなと言われやむなく会社で不毛な残業に興じる。そんなオトーサンは、実に数多く存在する。そうした点では、実にアンチテーゼ的な標識である。

あ、書き忘れていたけれど標識としては標題の通り「歩行者専用」の場所を意味するものです。


■ 歩行者通行止め (ほこうしゃつうこうどめ)


歩行者の通行・進入を禁止する規制標識。

まあ、高速道路の入り口あたりでしばしば見受けられる標識ではあるが、多くの場合、免許を持っていないガキやら老人やらにもわかりやすいように、「歩行者立ち入り禁止」「あぶないよ!入っちゃダメ!」などの日本語の標識と並んでいる。

中の人を書き換えることにより簡単に応用が効く標識の一つ。世が世ならば頬骨を尖らせて眼をキツくさせて<丶`∀´>な感じにしたものを某所に立ててや(ry


■ 補助ハンドル (ほじょはんどる)


助手席からササッと右手を伸ばしてハンドルを操作する行為のこと。

試験官より教習指導員の方がむしろ優れているのではないか?と思われる技能の一つ。聞くところによると、ある程度熟練した教習指導員の場合、S字カーブを補助ハンドルと補助ブレーキ操作のみで後退で抜けることができるらしい。まあ、普通一種の教習は補助ハンドル使ってナンボですからねぇ。

言うまでも無いが、試験・検定の際の補助ハンドルは直ちに中止を意味する。


■ 補助標識 (ほじょひょうしき)


案内・警戒・規制・指示を補助する標識のこと。標識が指し示す事柄の時間帯の指定や場所の指定を、図示または文字により示すもの。

……なのだが、単独で存在するだけでも本標識との組み合わせでその内容を把握しなければならないにも拘らず、多くの場合、複数の標識がこれでもかと言わんばかりに並べ立てられていて、ドライバーを瞬時に混乱の坩堝に叩き込んでくれる、誠に有り難くない街の静かな役者たちの一つ。

図の例では、「警笛区間」の「区間内」であることを示す。


■ 補助ブレーキ (ほじょぶれーき)


運転者のすべてを否定するかの如く発動される場合が殆どであるものの一つ。(苦笑)

試験車や教習車には必ず設置されている装備。助手席に存在し、主に危険回避等のために試験官や教習指導員が使用する。運転者が全くブレーキを掛ける意識が無い状態で発動されることが殆どであるため、単にブレーキによる重力以上の衝撃を受けるのが常。なお、試験・検定の際に補助ブレーキが発動されてしまった場合、真にやむを得ない何らかの事情がある場合を除き、原則として、その場で中止である。


■ 本線 (ほんせん)


支線でない路線のこと。日本国有鉄道・JR線路名称一覧において、各部冒頭に存在する。本線が存在しない部もある。本線としては、東海道・北陸・高山・中央・山陽・山陰・関西・紀勢・東北・奥羽・羽越・信越・総武・鹿児島・長崎・久大・豊肥・日豊・筑豊・函館・室蘭・日高・留萌・根室・石北・釧網の各線などが挙げられる(改廃済みのものは除外した)。……だから、用語集のジャンルが違うっつーの。(^-^ヾ

交通法規上は、高速道路(高速自動車国道及び自動車専用道路)で通常走行する車線により構成する車道部分のこと。2車線以上の場合、走行車線と追越車線からなる。登坂車線は含まれない。

本線上に料金所がある場合、通常の外との出入りのための料金所とは区別するため、レシートなどの料金所名の表記に「本線」の文字が入ることもある。「八王子本線」などがその好例である。





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