運転免許用語集 二俣川フルビット物語 〜運転免許完全取得への道〜


 Glossary - 運転免許用語集@二俣川フルビット物語

 『ま』

■ 曲がり角 (まがりかど)


三十路に突入した女性のお肌が漏れなく迎えるもの。ホレホレ、無理して若い小娘どもと同じDHCなど使っていないで、おとなしくドモホルンリンクルの無料お試しセットでももらっておきなさい。(・∀・) ニヤニヤ

道路交通法上は、言うまでもなく読んで字の如くの意味。追越し禁止であり、前後5mを含め駐停車禁止であり、徐行の義務がある。二俣川の場内では、発着所を出て信号を右折してバックストレートを突っ走りきったところのカーブが道路交通法上の曲がり角とされている(事前に試験官から説明がある)。


■ ママチャリ (ままちゃり)


道路交通法制上、最強の弱者権力の権化。車道だろうが歩道だろうがお構いなく突き進み、自らの気分に応じてアグレッシブに動きを変え続ける存在。それでも轢いたら轢いた側が悪いとされる。

路上試験の際のブービートラップのひとつ。安全な間隔を保っていても向こうから突っ込んで来てくれるし、信号待ちで停まっているとわざわざ側方に滑り込んできて停まるし、周囲を全く見ずに急に飛び出すし。

乗っているのは概ねジジイ・ババア・お子様の「最強軍団」たちであることが殆ど。もはや手に負えん。


■ 満車 (まんしゃ)


二俣川試験場の駐車場で土曜日・祝日以外の毎日見られるもの。……だーかーらー、人口850万人の県に1か所しかない試験場の駐車場としては明らかに狭過ぎるっつーの。群馬や埼玉のセンターの駐車場の何分の一だよ、この面積は。さっさと増設するなり何なりせんか!ヽ(`Д´)ノ ゴルァ

 『み』

■ 三ツ境駅北口 (みつきょうえききたぐち)


さらばーえびなよー、かしわだーい、さがみのー、さがみーおおつかー、ヤーマートー。と歌われる相鉄線において、大和と二俣川のそれぞれから2つ目に存在する駅。急行停車駅であり、バス便も多く、乗降客は多い。また古くからの住民も多く、相模鉄道の個人株主が最も多い駅でもあるらしい。

そんな訳で、駅前はごちゃごちゃしとります。バスターミナルがあり出入りするバスも多く、客待ちのタクシーも数多く停まっている。その上、何より特筆すべきは路上駐車の異常な多さ。広めの片側1車線道路で何となく停めやすいということもあるのだろうが、両方向に停められた日には途端に狭隘道路と化す。

普通二種や大型二種Cコース等の順路の一部。試験時間はデータイムであるため、余程運が良い場合を除き大抵の場合は路駐を避けつつ運転することとなる。駐車車両は中に人が乗っていなくても可動物扱いであり、この北口の場合十分な側方間隔など保てないため、必然的に徐行必須となるのだが、多くの受験者はついいつもの運転の癖で速度を上げ……花と散る訳だ。。・゚・(ノД`)・゚・。


■ 三ツ境駅南口 (みつきょうえきみなみぐち)


横浜のチベット・瀬谷区の区役所の最寄り駅。……ん? 前項とえらく駅の扱いが違うって? まあ褒めるだけ褒めておいて後で落とすのは、著者や一部試験官のよくやることですから。(^-^ヾ

北口に負けず劣らずごちゃごちゃしとります。こちらは幹線道路の横浜厚木街道が走っており、路上駐車こそあまり存在しないものの、往年の横浜市の都市計画のダメダメさを象徴するかの如き狭隘道路であり、道路に出っ張った電柱やコンクリート壁がさらに拍車を掛けるという凄まじさである。

大型二種、Cコースの受験者いじめポイントの一つ。ちなみに、北口、南口と来て、へろへろになった頃に二ツ橋の超狭隘道路の罠が待ち受けておりますので、ゆめゆめご油断めされませぬよう。


■ 三菱ふそうトラック・バス (みつびしふそうとらっく・ばす)


安全性よりも営利を追求した結果死者を出した、最悪の自動車メーカー・三菱自動車のうち、トラックとバスの製造部門が分社化したもの。いずれにせよ殺人企業と言われても仕方がない会社である。

そもそもの発端は、大型二種の試験コースでもある瀬谷区の中原街道で2002年1月10日に発生した大型トレーラーによる死傷事故。走行中のトレーラーのタイヤが外れ、左前方の歩道でベビーカーを押していた主婦を直撃し、主婦が死亡、子ども2人が怪我を負った事故だったが、神奈川県警は捜査本部を設置して対応、翌2003年10月24日に三菱自動車の強制捜査に乗り出し、「事件」が明るみに出た。

その後の展開についてはご存知の方も多いと思われるので割愛する。要点のみ述べるならば、2002年10月にも山口県で運転手が死亡する事故が発生していたなど、次々に三菱製車両の不具合に起因する事故が明らかになり、凄まじい台数のリコールを実施したものの後から後から追加の不具合が公表され、以前から存在していた会社ぐるみのリコール隠し体質と相俟って、三菱の信用は完全に地に堕ちた。

まともな企業体ならば三菱製車両なんぞ金輪際買わないし、個人に至っては尚更だろう。営利優先の欠陥隠蔽工作の結果、人を死なせてしまった会社の製品なんぞ、タダであっても使いたくない。ましてやクルマという「命」を運ぶものであれば、絶対。今もって三菱に乗っている輩の神経を疑うぞ。

ちなみに、著者がよく利用する横浜市交通局は、本牧・緑・若葉台などの営業所に三菱車が多数存在する。中区在住だった2003年当時は、心情的に三菱車には乗りたくなかったので、時間に余裕がある時は敢えて浅間町の日野車や磯子の日産ディーゼル車を選んで乗っていた。

……しかしまあ何だ。神奈川県内、三菱関係者って結構多いんですよねぇ。大型二種の指定前教習の時も教習生の中に思い切りトラバスの人が居たし、某オフ会メンバーにもMMCなドメイン名のメールアドレスを持つ人が居た(その後転職)。不祥事を起こした会社、どこでもそうでしょうけれど社員個人個人は善良な方ばかりな訳で、だからこそ問題がややこしいというか何と言うか。それでも本稿はこのまま載せておく。


■ 見通しの悪い交差点 (みとおしのわるいこうさてん)


試験場だと四隅に植え込みがあるLのように、左右がよく見えない交差点ってこと。よく見えないんだから徐行しろってこと。講習中とか書かれたクルマがスイスイ抜けているのは見なかったことにしろってこと。


■ 緑の看板 (みどりのかんばん)


緑色の案内標識のこと。

自動車専用道路や高速自動車国道などの高速道路、また有料道路などで見かけられる。どうしても緑の看板=高速というイメージが強く、まあ大体はそれで合っているのであるが、単なる有料道路であって高速道路という訳ではない道路にも見られるので厳密な意味合いを求める向きは注意が必要だ。

中には闘牛の赤い布の如く、この緑の看板を見るとアクセルをぶん回さずにはいられなくなる輩も存在するらしい。何つーか、狭い日本そんなに急げばすぐ渋滞っつーか、もう少し余裕を持った運転を心掛けてもらいたいものですな。誰ぞのように緑の看板に縁のないスーパーカブにしろとは言わんから。


■ 南台 (みなみだい)


横浜市瀬谷区の地名。また、同所にある横浜厚木街道と中原街道の交差点。大型二種の多くのコースがここを通る。中原街道は、ここより下川井方が60km/h制限、ここより茅ヶ崎市方が50km/h制限であり、この交差点を境に制限速度が変わるので注意が必要である。

ちなみに、三菱自動車の不祥事の端緒となった死亡事故の現場の近くである。


■ ミニカー (みにかー)


全長2.5m以下、全幅1.3m以下、全高2.0m以下、総排気量20cc超50cc以下または定格出力0.25kW超0.6kW以下で、車室を備えている場合は3輪以上、車室を備えていない場合は左右のタイヤのトレッド幅が50cm超のもの。ATV(四輪バギー)をはじめ専用のものもあるが、原付のスリーター(宅配ピザ屋でよく見られるアレだ)を改造してミニカー登録することもできる。ナンバーの色は青で、市区町村発行。

確か、築地の市場でもよく見かけたような気がするのだが……。うろ覚えなので断言はできず。

道路交通法上は特殊な位置付けであり、必要免許は普通免許だがシートベルトやヘルメットの着装義務は無く、原付の30km/h制限や二段階右折とも無縁で、但しわかばマークは必要。違反した時の扱いは普通車と同じ。一方、道路運送車両法上の扱いは純然たる原付である。

 『む』

 『め』

■ 眼鏡等 (めがねなど)


恐らく、運転免許証の条件欄に記載されている制限事項で最も多いと思われるもの。メガネを掛けるかコンタクトをつけろ、ということ。まあ、日本人と言えばメガネと首から掛けたカメラですから。( ̄ー ̄)


■ めがねトップ (めがねとっぷ)


2003年当時、大型二種、A・Cコースの終点にして、Bコースの始点となっていたお店。……前々から疑問だったのだが、正式な表記はカタカナで「メガネトップ」なのではないの? そもそも、メガネトップ瀬谷店の人々は、自分たちの店が技能試験のポイントになっていることを知っていたのだろうか。。。

ちなみに2009年現在、同店は同じ資本系列の「眼鏡市場」というお店になっています。


■ 目印教習 (めじるしきょうしゅう)


教習所はサービス業です!と断言する自動車学校等で多々見受けられる教習の態様の一つ。様々な技能課題について、ハンドルを切り始めるタイミングなど操作の目安となる目標物を教えること。

目印として教えられるものは様々。例えば、「このポールの3本目」とか、「角の部分が丁度運転席の真横に来た時」とか、「リアウィンドウのあのシールを基準に見てこのぐらいになった時」などなど。これを教えられた生徒様は、あら不思議。あれだけダメダメで何度やっても出来なかった課題が、スルスルとできるようになる。生徒様は課題がパスできて大満足、指導員もハンコが押せて満足、教習所も生徒の回転率が上がって大満足、と、三方丸く収まる正に神の教習方法!である。……が。

少しでもマトモな脳味噌を持ち合わせている方が考えれば明らかなのだが、実際のところ、何の教習にもなっていない。これらは全て、その教習所のコースでその教習車両を使う場合に限り有効な目印を教えているだけに過ぎず、目印教習の結果として課程をパスし検定に合格したからといって、本来技能教習として求められている技能を修得したとは到底言えない。むしろ、カンニング(不正行為)に限りなく近い。

本来、教習所とは、できない人間はできるようになるまで徹底的に技能を教え込む場所であるべきであり、最初から安易に目印教習という「劇薬」を処方すべきではない。どうしてもできない、どうにもならないという場合に限り、サジェスチョンを与えるというニュアンスで教えるならばまだしも、話を聞く限り多くの教習所では殆ど最初から機械的に目印を教えてしまっているらしい。何だかねぇ。

教習所間のサービス競争が激化し、生徒の回転率を上げなければならない事情もあるのだろうが、安易な目印教習の結果として生み出されるのは安全性の低下である。目先のカネの競争のために安全性をトレードオフするのは如何なものか。既に「自動車学校」の本旨を忘れているような、そんな気がする。


■ メリハリ (めりはり)


試験場で使われる言葉のうち、曖昧模糊としていて捉えどころのない言葉の一つ。

要するに、スピードを出すのか落とすのか、ギアを変えるのか変えないのか、寄せるのか寄せないのか、とにかく全ての行為についてハッキリとさせろ!ということ。無闇にスピードを出せという意味ではない。

街中では、白バイの運転がいちばんメリハリがあるかと。スピードを出すところでは小気味良く加速して最短の時間で目標のスピードに達し、落とすべきところでは確実に落とし、停まるべきところでは停まる。攻めの安全運転というのは正にアレでしょう。普免しか持ってない輩に限って白バイの運転を貶すのは、そもそもそうした攻めの安全運転とは何たるか、全く把握していないという何よりの証左かと。


■ 免許停止 (めんきょていし)


免許の効力を停止すること。交通違反は点数の加算方式で勘定され、免許停止の前歴が0回である場合は累積6点以上で免許停止が発動される。前歴の回数が増えると発動点数が下がり、前歴2回以上では2点でいきなり発動する。なお、点数及び前歴は1年間無事故無違反だとリセットされる。

免許停止の期間は30日から180日まで用意されているが、違反者講習を受けることで期間を短縮することが可能。例えば30日の場合、短期停止処分者講習を受けることで29日短縮され実質1日に、60日の場合は中期停止処分者講習、90日以上の場合は長期停止処分者講習をそれぞれ受けることにより免許停止の期間を半分にすることができる。なお、違反者講習は有料・任意である。

この免許停止で収まらないオオモノな方のために、次項が準備されております。。。


■ 免許取消し (めんきょとりけし)


読んで字の如く、免許を取消すこと。剥奪である。免停前歴0回の場合は累積15点以上、前歴4回の場合は累積たったの4点でめでたく取消しとなる。また、累積点数に応じて免許を再取得できない欠格期間が1年から5年(再度取消しの場合は3年から5年)、漏れなくプレゼントされる。

初心運転者期間にヘマを繰り返した挙句再試験で不合格となったバカについても免許取消しの対象となる。この場合、欠格期間は無く、普通一種の場合は仮免許ももらえてしまう。

私見だが、制度自体が甘過ぎるように思える。少なくとも免許取消しになるような悪質なケースについては欠格期間を無制限にするか、再取得までのハードルを思い切り高くした方がいいような。。。


■ 免停 (めんてい)


言うまでもなく免許停止のこと。


■ 免停講習 (めんていこうしゅう)


最近、どこでもポイント制度が盛んなのだが、古くから存在する運転免許の反則点数制度においてめでたく累積が一定ポイントに達し、「行政処分通知書」を受け取った方にもれなく権利が付与されるもの。

免停講習を受けることにより、例えば本来30日の免停期間が29日短縮されて1日になったりする。無論タダではない。従来、ありがたい映画なんぞを見せられたり実際に走ったりするだけだったが、最近は例えば街角で旗振りをやるようなこともある……らしい。縁のない話なので詳しくは知らん。

よく初心運転者講習と勘違いしている人が居る訳ですが、免停講習については上位免許を取得しても何の意味もありませんので念の為。そもそもの趣旨が異なりますから。


■ 免取 (めんとり)


当たり前だが免許取消しのこと。


■ 免本 (めんぽん)


二俣川試験場内にある、神奈川県警察本部交通部運転免許本部のこと。主に教習所関係者の間で使用される言葉である。「挨拶」の重要性を重んじる昔ながらのお役所といった趣であるらしい。(謎)

 『も』

■ もみじマーク (もみじまーく)


枯れ葉マークのこと。……これも暴言か?(苦笑)

老い先短いにも拘らずまだまだお達者な、或いは自分はまだ達者であると思いたい老人がクルマを運転する際、わかばマークと同じ要領で貼り付けるべきとされているもの。これを付けたクルマに対して幅寄せ・割り込みをした場合は反則となる。正式名称は「高齢運転者標識」。

正直なところ、こんなバカげたモノを用意するぐらいならば免許証を取り上げるべきだと思うが。

2008年6月施行の改正道交法により、めでたく、75歳以上の高齢運転者に標識の表示が罰則付きで義務付けられました!……が、関係各方面からの有形無形の圧力が警察庁に掛かった結果、2009年2月には罰則規定を廃止し努力義務に戻すことが閣議決定されてしまいました。この国の実質的な権力階級が老人層であることを如実に示す事例の一つですな。(ノ∀`)アチャー





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