運転免許用語集 二俣川フルビット物語 〜運転免許完全取得への道〜


 Glossary - 運転免許用語集@二俣川フルビット物語

 『ら』

 『り』

■ 旅客自動車 (りょかくじどうしゃ)


平たく言えば、モノではなくヒトを運送する自動車のこと。ヒトの命より貴重なモノもたぶん存在するのだろうが、取り敢えずヒトを運ぶことはモノを運ぶことより大変ということで、少なくとも制度上は、単にモノを運ぶよりも厳しい制約が設けられている。基本的に、運転免許としては第二種免許が必要。

また、旅客自動車の運転者には、一般の運転者の遵守事項に加え、乗務前後の点呼や報告、体調管理、乗務記録作成、危険箇所などで乗客を退避させるなどが義務付けられている。

ただ、私見を述べれば、そこらのバスやタクシーの運ちゃんよりも、夜中に高速で「追っかけ」をやって突っ走っているトラの運ちゃんの方が余程大変であるし、危険であるような気がする……。

 『る』

 『れ』

■ 連続教習 (れんぞくきょうしゅう)


東京都その他では認められているが、神奈川県では免本が首を縦に振らないため認められていないものの一つ。指定自動車学校で、ある教習生について2時限連続の路上教習の予約がされている時、1時限目の終了時にいちいち教習所へ戻ることなくそのまま2時限目の教習を続けること。

教習所の出入りに必要となる時間を節約することができるのが最大のメリットであり、特に幹線道路との間の出入りに比較的時間を要する教習所を中心に待望論が存在する。もっとも、現状でも「渋滞に巻き込まれ戻れませんでした」という錦の御旗を立てて堂々と連続教習をしてしまう方法もあるのだが。

 『ろ』

■ 老人 (ろうじん)


ニュータウンと言いながら造成から何十年か経過した住宅地に多々存在する、浮遊機雷のようなもの。主に晴れた日の昼間に出没する。予期せぬ行動とその遅さから、一部の路上試験受験者からは蛇蝎の如く忌み嫌われている。……あー、思い出しても腹が立つ。

とは言うものの、あなどるなかれ。もみじマークの「罰則付き義務化」を「罰則なし努力義務」に押し戻す程の政治力を持つ連中である。……現役世代の皆さん、弱過ぎ。orz...


■ ロータリーあり (ろーたりーあり)


この先にロータリーがありますよ、ロータリーに不慣れなイナカのヒトは注意して運転してくださいね、反対回りをしてはいけませんよ、という警戒標識。警戒標識である具体的理由に欠ける気がするのだが、やはりイナカ者対策だろうか?

ちなみに、ロータリーといっても、自称「高い職業倫理と奉仕の理想を鼓吹する職業人の集まり」、他称「暇な地場の偽善者と政治屋の巣窟」のことではない。


■ ロケット発進 (ろけっとはっしん)


自動車学校や試験場で多々見受けられる芸術的発進方式のひとつ。大胆かつ派手なアクセルとクラッチの踏み分けにより、多くの有免許者が真似のできないような爆発的加速を具現化し、同乗している教習指導員ないしは試験官のクビを演技抜きにヘッドレストに叩きつける華麗な技。

通常は普通車に多く見受けられる。流石に大型車では滅多に見られない。たまにいるけど。また、特別減点細目だから1回目は減点なし。キミも試してみるかい? 心証最悪で絶対不合格になるけど♪


■ 路線バス等優先通行帯 (ろせんばすとうゆうせんつうこうたい)


路線バス以外の優先通行帯って見たことがないんですけど。まあ道路交通法でデカデカと「路線バス等」と書いてある訳だから、当然と言えば当然か。

主に朝晩の混雑が激しい複数車線の幹線道路において、多くは時間を区切って特定の車線を路線バス優先としていることを示す規制標識。所謂バスレーン。路線バスではない他の自動車は、路線バスが来たら別の車線へ出なければならず、混雑などで出られなくなる可能性がある場合は初めからこの車線に入ってはならない。

ただ、バスレーンが指定されていても違法駐車が多くて有効に機能していないことも多い。違法駐車が多いのが特定の店の前で、一向に取締りが行われる気配がなく、その店の主が地場の有力者だったりすると、警察力の限界をまざまざと感じさせられるものである。バカバカしくってやっとれませんな。( ´_ゝ`)

ちなみに、バスレーンの規制対象は「自動車」であって、原付は含まれません。渋滞路では原付最強。


■ 路側帯 (ろそくたい)


路上試験において、車道外側線(区画線)との判別がつかず、何人もの受験者が思い切り試験車両で踏み、思い切り叩き落されていった元凶のひとつ。明確な歩道がある場合は車道外側線だから踏んでも構わないけれど、歩道がない場合はどんなに広くても路側帯であって、踏んではならんのだな。

ちなみに二俣川の路上試験コースの場合、試験場の周囲を含め住宅地の中については、バスが通るところ以外は全て路側帯と考えていいかも。歩道なんてごく限られた場所にしかないしね。

普通二種の場合、路端停車とも微妙に絡むかも。路側帯にズカズカ進入しちゃダメですよぉ!


■ 路端停止発進 (ろたんていしはっしん)


2007年6月2日の改正道交法及び関連諸法令に伴い新設された、中型・大型の一種・二種共通の場内課題の一つ。隘路同様、著者の知らない世界のお話。

内容的には、路端のポールを目標に前面ツラ合わせをしつつ、路端からたかだか30cm未満まで寄せつつ、平行に駐停車させた後、ケツ振りに留意しつつ前方障害物をかわしながら発進する「だけ」。……隘路もそうだけど、正直、存在意義が分からん。どれもこれも素でできて当然の話で、わざわざ課題としてやらせるような内容ではないのでは?(´・ω・`)?


■ 路端停車 (ろたんていしゃ)


全ての路上試験で共通して行われる課題のひとつ。読んで字の如く、道端に停めること。詳細は攻略マニュアルにて述べるが、道交法で規定された停車禁止場所でないことに注意して停める必要がある。

二種の場合は指定場所停車、さらに普通二種については直前停車が加わる。指定場所停車では目標物合わせが、また直前停車では乗客の要請による停車の際にきちんと停車禁止場所でないところに迅速に停めることができるかどうかがポイントとなる。

ちなみに2007年6月の改正道交法施行後に登場した課題「路端停止発進」とは別。

というか、この項目、正しくは「路端停止」じゃねーの?……ま、いいか。ヾ( ゚∀゚)ノ゛


■ 路面電車 (ろめんでんしゃ)


地域によっては全然見られず、黄色い信号や軌道関連の話など、机上の学習に終始してしまうもののひとつ。なお、法律上「大型自動車等」と表現した場合、これも含まれる。

実は神奈川にも存在しない。昔は存在していた訳であるし、当時の名残で市電が走っていた道路は現在も幹線道路として道幅も広いことであるし、当時に比べて首都高速などもできてクルマはいくらでもバイパスさせることができる訳であるし、LRTなどの形で復活させてもいいのではないかな?という気がする。


■ 路面の凹凸あり (ろめんのおうとつあり)


こんなご大層な警戒標識をご丁寧にぶっ立てる暇とカネがあるのであれば、さっさとその路面の凹凸とやらを補修しやがれコン畜生が!と思わずにはいられないもの。嗚呼、哀しきかな、縦割り行政。標識立てるのと道路工事するのが別組織で、おまけに基本的に仲は良くないことがほとんどと来ているからねぇ。(-_-;

実際のところ、結構なデコボコ路面であることが多い訳だが、自然にできたワダチなどであればまだしも、ローリング対策とやらのために意図的に特殊舗装をしてあり、それが原因で二輪車のスッ転びが多発するに至っては、論外としか言いようがない。具体的には、R412の厚木市から愛川町に入ってすぐの下りカーブのところとかね。あの時は、痛かった……。痛かったぞ!ヽ(`Д´)ノ ゴルァ


■ ロングバス (ろんぐばす)


二俣川試験場の大型二種試験車両のうち、新規格に基づく11m級バスのこと。旧規格の旧バスの車長が9mであるのに対し、長いことからロングバスと称する……が、そんなお行儀の良い呼び方をする関係者は極めて稀(一部試験官ぐらい?)であり、多くは「でかバス」と称する。

車種は、バスヲタ垂涎のISUZU ERGA(エルガ)である。大きさ以外の点では運転しやすいことこの上ないはずであるが、標準仕様のHSAは切られているので坂道発進は普通にやること。

2003年当時は、同じ大型二種の技能試験でも運次第でロングバスに当たったり旧バスだったりしました。今は旧バス規格が中型二種となったため、そのようなことはないはずです。





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