2007.04.20 (Fri)
平日である。お仕事は代休取得済みだったのだが、集合が8時15分なので普通の平日よりも30分ほど早く自宅を出発。念の為、交通手段は市営バス&京浜急行とし、一路、京急大師線・東門前駅徒歩数分のコマツ教習所へ。
コマツ教習所を選択したのは、以前フォークリフトの資格をここで取得したため。悪いイメージが皆無だったので、素直にリピーターとなった次第。
教習所自体は以前と何も変わっていなかったのだが、周囲は様変わりしていた。フォークリフトを取得したのは平成15年の夏のことなのだが、当時は存在していた小松製作所をはじめとする周辺の工場が跡形もなくなり、更地となったり、マンションが建てられたり、やたらと派手な川崎大師の自動車交通安全祈祷殿になったりしていた。以前は「工業地域の一角」というイメージだったのだが、前の市道も住宅地のそれのような舗装に変更されていることもあり、今や教習所だけが「昔の雰囲気でやっています」という趣きだった。……ううーむ。歳月の流れというものは早いものですな。
初日は学科。内容的には力学や法令も含むもので、然程難しいものではない。学科試験に出るであろう重要なところは正確に強調してもらえるので、聞いていれば特にどうということはない。……最大の敵は、睡魔。(をぃ)
2007.04.21 (Sat)
学科と学科試験、また実技をほんのちょこっと。という日である。
学科は相も変わらず睡魔と格闘。途中で教材ビデオを見たりするのだが、そういうのだけは興味深いので真剣に見たり。例えば、東京電力が制作した感電事故防止系のものであるとか、某「ご安全に」が合言葉の重厚長大企業(某氏が株をお持ちのところ)の某巨大事業所(川崎から見れば対岸にある)で制作された移動式クレーンの基本操法に関するものであるとか。
ふと思ったのが、資格というか仕事というか、その重みですかね。以前も言いましたが、我々が居る業界の何と「いい加減」の罷り通っていることか、と。極端な話、我々の業界では何かミスをしたとしても「ごめんね」で済みますが、本件資格が対象とする業界では、何かミスをして「ごめんね」では済まない話ばかりです。ミスれば簡単に人が死にます。だからこそ様々な資格で縛りがある訳ですが、緊迫感のカケラも感じられない我々の業界も、少しは厳格にやった方が良いのでは?と、そんなことを考えました。
ちなみに学科試験は当然合格。フォークの時には唯一、問答無用の100点満点を叩き出した記憶があり、今回もまあそこそこ狙える感触はあったのですが、点数の発表は無し。以前は氏名・社名・得点の一覧が掲示されたのですが、この変化も個人情報過保護の賜物でしょうか。( ´_ゝ`)
2007.04.22 (Sun)
実技です。めちゃくちゃ苦労しました。
試験の課題は単純そのもの。積載型トラッククレーン(所謂ユニック)のブームを1+2+3段まで伸ばし、ウィンチの巻き上げ・巻き下げ、ブームの起伏・旋回だけで、200kgだか500kgだかのコンクリート詰めのドラム缶を吊り下げて課題コースを移動させ、元の位置に戻す、だけ。
これが難しいのなんの。ヽ(`Д´)ノ
ヒモの先にパチンコ玉をぶら下げてヒモを持って動かすことを想像してください。その際、パチンコ玉は微動だにさせないことを。しかも、ヒモを掴むのは手ではなく、限りなく怪しい動きをする油圧操作。……そんな状態で上げ〜の下げ〜の横行き〜の障害物回避し〜の、あー難しい。
技能試験はかなり際どかったものの、何とか1発でパス。もちろん落とされている人もいました。フォークの時はこんなに難しくなかったのですが。
ということで、無事、小型移動式クレーン運転技能の資格を入手。