運転免許取得記 二俣川フルビット物語 〜運転免許完全取得への道〜


 大型自動車第一種免許編


この取得記は、2003年当時のものです。2007年6月2日施行の改正道交法による中型自動車免許の新設及び関連諸法令に基づく試験方式・課題の新設等は、当然踏まえておりません。

若干、古い情報が掲載されている可能性があります。この点を踏まえ、ご利用ください。m(_ _)m



■ 経緯


2003年5月のある日のこと。比較的仕事に余裕ができた私の目は、以前から機会があればと考えていた運転免許の追加取得に向きました。この時点で前職から通算して相当期間働き続けていたこと、何となく自分がいる業界に先行きの不透明感を感じていたこと、などの理由と、久しぶりの余裕なのだから普段できないことをするべきだ、という考えによるものです。色々と検討した結論として弾き出したのが、資格、殊に運転免許の取得だったのです。

何しろ運転免許というものは、一部の下位免許を除き、ある程度まとまった時間がなければ取得が困難なものばかりです。教習所へ通うのであれば当然何週間か掛かりますし、試験場で直接取得するにしても練習や試験自体に費やす時間が必要です。私の場合、2003年5月時点で取得を検討していたのは大型一種と普通二種であり、前者は教習所、後者は試験場での直接取得を目論んでいました。この先何の仕事をするにせよ、今を逃しては永遠に免許のために時間を割くことができなくなるのではないか。また、年齢の問題もある。……そんなことを考え、5月の下旬から一気に行動を開始したのです。


■ 教習所入校


大型一種について、二俣川試験場での直接取得は殆ど検討しませんでした。二俣川での直接受験を取り扱った様々なサイト(池田さんのところとかおーちゃんのところとか)を常駐先でツラツラと眺めた結果、早々に『どうもおいらには無理らしい』と判断したからです。(^-^ヾ

# この頃は、まだ謙虚さがあったんですねー。(自爆)

やはり初の大型車。系統的に最初から教習せんといかん。ということで、教習所へ通うこととしました。神奈川県内で大型の教習を実施している教習所は多数ありますが、私が選んだのはコヤマドライビングスクール綱島校です。中免に始まって、大型二輪、普通車と3度卒業しており、場内のコースやシステムも十分知悉していて安心感があったから、というのが唯一最大の理由です。中区の自宅から少し距離があるのが難点でしたが、市営バスの全線定期券を使えばバスの乗り継ぎで辿り着けること、またスクールバス網も充実していて然程通うのに苦にならないことから、その点はクリアしました。

2003年5月31日。市営バスを横浜駅で乗り継ぎ、59系統で大綱橋まで向かい、少し歩いて教習所へ。東横線からは毎日眺めていましたが、中に入るのは普通車の卒業検定の日以来です。早速、中へ。

『おんや?確か以前は1階に受付があったはずなのだが……自販機コーナーになっているな?』

そんなことを考えつつ、2階の受付に行き、大型の入校の意向を事務のおねぇちゃんに伝えます。

どうしても数年前と比較してしまうものですが、数年前から居たと断言できるおねぇちゃんは一人だけで、後は初めて見る人ばかりでした。ただ、全体的に接客姿勢というかマナーというか、そういったものは数年前よりも一層向上しているという印象を受けました。当時に比べ、こちらも社会人としての経験を積み、見る目も厳しくなっているにも拘らず、そのように感じた訳ですから、教習所としても相当気を遣って懸命に向上させたのだろうな〜、などと暢気に考えて感心したりしていました。(^-^)

教習料金は近隣の相場並みといったところでしょうか。いくらか積めば全ての教習時限の予約をこの時点で入れたりすることができるコースもあるようですが、我が身の状況に鑑みる限り、そんな贅澤は不要です。さらに私の場合、普通車だか大型二輪だかの時のパパルカード(所内で発券などを行うためのIDカード)を持参したため、\10,000引きになりました。

一通り教習所の説明を受けましたが、まあ5年前に比べてシステム面の変化は然程無いということで。技能教習の予約がインターネット経由でも出来るようになっているのは、時代の流れというところでしょうか。

そして、大型の入校手続きである為、深視力検査を行いました。3つの棒が横に並んだところでボタンを押して、というアレです。中にはこれで引っ掛かる人もいるようですが、難なくクリアし、入校手続き完了。『青春18きっぷシーズンが始まる頃までには卒業できればいいなぁ』などと考え、教習所を後にしました。

この後、9月に至るまでここに入り浸ることになろうとは、この時、全く予想していませんでした。(^-^ヾ


■ 場内教習の記録 〜 当時のWeb日記より


2003.06.02 (Mon)

大型教習、初日である。

まずトラックの助手席に乗せられてコースの端に移動し、ブレーキやギアの説明。大型で荷物をあまり積んでいない場合2速発進であることは知っていたのだが、ブレーキが排気無しの通常の状態でもこれほど派手に効くものだとは知らなかった。

然る後、運転席へ移り、発進と停止の練習。おお、確かに普通車の感覚でブレーキを掛けると急制動になるなぁ、といううちにコースを走らされる。中型二輪、大型二輪、普通車で慣れた教習所とはいえ、文字通り「大型」な車体を動かすのは緊張する。おまけに、2速で発進してすぐに3速へシフトする訳だが、どういう訳か5速に入ってしまう……。逆に4速から3速へ戻そうとすると、どういうわけかバックギアに入ってしまってガリガリ……。(汗) 大型のエンジンは馬力も粘性もあるためエンストこくことはないのだが、どうにもならない。指導員殿曰く「力入れ過ぎ」とのことだが、はて? 普通車と同じ感覚のつもりなのだが。(-_-;

ただ、まあおもしろいことは事実ではないかと。普通車より視点が高いから気分は良いし、そうそうエンストこくものでもないから事前に気にしていたほどシフトチェンジ等も難しくない。カーブや交差点では当然内輪差がある訳だが、この点に関しては指導員殿曰く「初めてにしては非常にうまい」とのことであったし。何でも、人によっては何度やっても縁石に乗り上げ続けるケースもあるらしい。

取り敢えず、ポンポンポンと教習原簿に3つハンコをもらって撤収。復習項目は無し。シフトチェンジはいずれ慣れるとの判断によるものだと解釈。次回は明日、連続2時限乗車の予定である。

2003.06.03 (Tue)

本日の教習。適性検査と、技能連続2時限。

適性検査というのは、何となくIQテストにも似ているアレである。これもまあ毎回受けているもので、どうせまた自分が正しい場合でも少しは他人に譲りませうなどという運転以外にも通用する診断結果が出てくるのだろうが(苦笑)、これを受けるたびに気になるのがある。最後の、文章の設問に「はい」「?」「いいえ」で回答するヤツだ。何ということもない設問が並んでいる訳だが、この中に、「ときどき意識を失う」だとか「どこからともなく声が聞こえる」だとか何やらそういった設問がある。これに「はい」と回答した者に対しては、ちゃんと教習所ではなく別の施設を紹介してやっているのだろうか?(笑) どーも、気になる。(^-^;

技能は2時限。やった内容はほとんど同じで、交差点を中心とした所内の回り方。ひたすら右左折の連続。やはり「うまい」とのことで、実験以外では脱輪、エンストその他も無く、2時限でポンポンポンポンと計4つのハンコを戴く。3速に入れるつもりが5速に入る病気もほぼ完治し、シフトチェンジのタイミングもなかなか様になってきた……らしい。次回は多分坂道発進その他。

2003.06.05 (Thu)

本日の大型教習は1時限のみ。課題は主に坂道発進。10回ぐらいやって1度も失敗しないので、ほぼ指導員殿との雑談モードに終始していた気がしないでもない。(笑) まあそもそも坂道なんて普通車と同じな訳で、粘性がある分、大型の方がむしろやりやすい訳だが。

雑談モードで聞いたところによると、ここでの二種免許の教習はやはり現在準備中で、来月半ば頃から大型二種の教習を始めるとか。ただ、指導員の準備はできているものの、コースの改修が必要となるかも知れないとのこと。また、教習が始まった後、教習生が二俣川で技能試験を受験して95%以上が合格しないと「公認」による技能試験免除が認められないらしく、クリアするのが非常に難しいだろうとの由。

……雑談をしながらも余裕で坂道発進&交差点連続右左折&直線では積極的に4速まで使用(←課題的にはやらんでもいいのだがまあ自己満足で)している人間としては、少々興味を持ったことは言うまでもない。ちなみに普通二種についてはやる予定が無いとのことなので、免許証の種別欄を埋めるためには事前に二俣川の近くの教習所等で路上指導を受けて、取得しておく必要があるな。……全部ひっくるめても来月中には何とかできるかも知れない。(^_-)

2003.06.06 (Fri)

1時限だけ大型の技能教習。本日はクランクとS字。当初は少し自信がなかったのだが、フタを開けてみれば難なくパス。というか一度も脱輪・接触無し。極めて順調である。疑問なのは、まだ1段階5時限目な訳だが、残り3時限、何をするのか?ということか。まあ最終1時限は「みきわめ」だろうが。方向変換や縦列駐車については、大型の場合路上に出られる2段階目の課題だからなぁ……。

2003.06.07 (Sat)

普通二種の試験場開放練習で出かけていた二俣川から携帯で教習所の予約をチェックしたところ、今日2時限連続、明日朝一の1時限が空いていたのですかさず予約。二俣川から横浜経由で綱島へ移動し、しばし待ち。その間、先日やった適性検査の結果を受け取った。

「自己主張の強さ」のみ唯一「問題あり」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

いくら自分が法規どおりで、優先通行権があっても、譲るべきときはいさぎよく譲りなさい。相手の立場に立って運転してください。交通場面も人と人のつき合いの場面です。お互いにうまくやっていかなければ、ぶつかり合うばかりです。……とのこと。気のせいか、二輪や普通車のときの適性検査でも見覚えのある文言であるし、やはり運転に限った話でもない。(苦笑) K型だからAからKまで得点が並ぶ訳だが、「状況判断力」のAの9点を筆頭に高得点が並んでいる中、「自己主張の強さ」のHの1点が非常に目立つ。。

そもそもどの性格診断でもどの占いでも同じ結果だから、別にいいけどね。(´・ω・`) ショボーン

取り敢えず、夕方、大人しく2時限乗車。もう検定コースを走り始めた……って、他にやることないし。明日の朝一でみきわめをもらい、来週早々に修了検定、然る後、1日3時限まで乗れる2段階に突入する予定。来週は二俣川へ行く用事も多くなると思われるが……はてさて、某資格試験の勉強は如何したものであろうか。既に、来年頑張りますモード確定か?(^-^;

2003.06.08 (Sun)

朝一番から技能教習。珍しく女性教官だった。んで、めでたくみきわめ。当然と言えば当然であるが。

2003.06.09 (Sun)

10:00集合で、大型の修了検定。当たり前だがこれに合格すると大型仮免許が交付され、めでたく路上教習に出られることになる。

検定の集合場所は普通車の人々と同じ教室だった。うーん、若々しい女子大生や有閑の若奥様方が緊張でガチガチになっているのを眺めるのはなかなかいいもんですね〜。(・∀・) ニヤニヤ  ……と、まあそんな余裕モードでそのまま検定突入。もちんろ乗り込み時から採点はされるのだが、安全確認や正しい手順などだけ確実にやった上で、「荷物はいつも通り運転席後ろに置きま〜す」「ハイ、あちらが譲ってくれたので先に右折しま〜す」などなど、非常にリラックスモードで受検。内心、大ポカをするのではないかな?などと考えていた訳だが、坂道も芸術的と言える程の全くショックのない発進で、クランク・S字も教官並みの通過。合図や目視確認も100%実施、周囲の他の教習車等への配慮もバッチリ。終点ではバンパーをポールのラインに5mm以内に合わせて停止。……完っ璧だ!(←モルツCMの口調で)

まあ合格だろうという思いで、もう一人の検定の模様を土手の上から高見の見物。……おいおい、坂道でかなり下がるわ、指定速度から直後の右折でかなり手間取るわ、左折で後輪を縁石に擦るわ、なんかなぁ……。普通車の女の子の場合、修了検定で落ちて補習というケースは結構あるみたいだけど、ひょっとして大型でそれか?と、他人事ながら内心心配してみたりして。(^-^ヾ

んで、終了後、控え室の教室で待ち。そのもう一人の大型受検の人と検定内容その他について雑談していると、やがて検定員の教官が来て、個人別に結果を連絡。おいらの場合は開口一番「合格です。確認もできていたし、上手な運転でした」とのこと。得点は90点。減点されたのは何かというと、指定速度で40km/hにわずかに届かなかった、ということ。……はて?メーター読みでは確実に達していたんだがなぁ。あれだけ検定の事前説明で「スピード違反はダメ」と言っていて、実際の検定で実速でなければダメとかするかなぁ?と一瞬不満に感じたが、ひょっとすると他に減点できる材料がなく、さりとて100点で出すと公安委員会あたりからチェックが入るからやむなく減点したのかも知れないと理解し、有り難く結果を受け取っておいた。ちなみにもう一人は70点でかろうじて合格した模様。

大型の場合、修了検定に合格するだけでは実はすぐには仮免許は交付されない。別途、適性試験が必要となる。適性試験というのは適性検査とは異なり、身体能力や視力のチェックである。綱島の場合、修了検定に合格するとそのままその部屋で適性試験が受験できる。タイミング的に既に普通車の修了検定の若々しい面々が戻ってきている時間帯だったが、その注目を浴びつつ、試験官役の指導員の指示に従い老人ホームのじいさんがやるような簡単な体操と視力・深視力検査を実施。流石に普通車の人々は深視力を物珍しそうに見ていた。まあ、普通の人は、深視力なんて存在自体知らないもんね。

当然、適性試験も合格。これで、めでたく明日午後以降であれば路上に出られることとなった。


■ 路上教習の記録 〜 当時のWeb日記より


2003.06.10 (Tue)

本日の教習は取り敢えず15:30から入っていたのだが、キャンセル待ちを狙って午後一から綱島へ。案の定、13:30からの乗車ができ、まずは大型2段階1時限目の課題である所内での縦列駐車&方向変換を実施。一度も失敗しないことはもちろん、最初の一通りの説明以外の指導も受けることなく、難なくクリア。まあ余裕。ちなみに大型は2段階で終了であり、2時限目以降は基本的に路上へ出ることとなる。また2段階目は、全て連続しないことを条件として1日3時限まで乗車できる。そんな訳で、15:30からの予約を路上へ切替え、またその際16:30からの時間が空いていたのですかさず路上を予約した。

んで、めでたく初の路上となった訳だが……懸念すべき点は無し。普通車免許持ちでそこそこ大型も「乗れている」人の場合、規定の時間を路上で過ごせば構わないというような気もするので、気楽に乗車。

唯一難しいのは教習所の出口から最初の信号までの間だろうか。昔の某JBCC大倉山事業所をご存知の方は、その前の道をずーっと綱島方面へ走り、教習所の出入り口から東横線のガードをくぐって綱島街道の大綱橋交差点までの間の細さを考えて戴ければ、そこを大型車で通過することがいかに難しいことか理解戴けるかと。おまけに教習所の出入り口を含め、かなり急な坂道発進&鋭角(二種かよ?)を強いられるし。路上2時限目の時は教習所から抜ける際に進入角度をミスって一度で曲がれず、切り返した。その切り返しというのも普通の切り返しではなく、既に下り坂となっている鋭角的な場所であと20cmも前に進めばガードレール接触、おまけに左右からの交通量もある、という状況での、ハンドルを限界まで切り込んだ状態での急坂道逆発進。なかなか無茶させるよなぁ。(苦笑) が、まあ難なくクリア。大型を転がし、また近いうちに大型二種まで目指そうというのであれば、その程度はできないとな。

そう言えば。初の路上走行中の雑談モードで(初っ端から雑談か?というツッコミはさておき……)、修了検定の際に確かにメーター読みで指定速度40km/hまで出ていたのに出ていないと指摘された、と話したところ、意外なお言葉が聞けた。

「ああ、この2号車の助手席の速度計、ちょっと壊れているんです」( ̄ー ̄) ニヤリッ

(゚Д゚)ハァ?と思ったのだが、その際に実際に確認したところ、メーター読みで50km/h少々という状態で、助手席表示は44km/h。……そういうオチかい! ぢゃあ、おいらは本来修了検定も90点ではなくて減点ゼロ、即ち100点満点だったということではないか! ううむ。まあ、現在の2段階目終了時点での卒業検定は再び所内で行われる訳で、その際には是非ともそれ相応の得点を目指そうかと。

2003.06.12 (Thu)

本日も大型路上教習である。取り敢えず午前中1時限のみ予約が入っていたので市バスの全線定期を駆使してタダで教習所へ赴き、乗車。……雨の日って大型の運転は怖いわ。うむ。ミラーも水滴だらけでなかなか見えんし、そもそも普通車や二輪車と違って即座に俊敏な対応をすることが難しい。が、まあ走るのは所詮母校の小学校の学区に毛が生えた程度の範囲であるから、危険な箇所も含めて道の癖のようなものは把握できているし、そういう点では楽と言えば楽。最大の難所は、やはり教習所の出入りか。

予約していた1時限を終え、『さて昼飯でも食いつつキャンセル待ちすべぇか』と考えていたところ、今乗ったすぐ後の時限でキャンセル待ちで乗れるとのことだったので引き続き乗車。流石、雨の日の午前である。私のような暇人には丁度良い。

さて、取り敢えずそろそろ大型の路上にも慣れた訳だが……二輪や普通車の悪い癖がビシバシ出ていますなぁ。(苦笑) 例えば、駐車車両の避け方一つとってもボロが多数。合図を出して確認して避けてもう一度合図を出して確認して戻る、というのが本来の手順なのだが、流石に安全確認の目視はちゃんとするものの、戻る時のウィンカーを出さない。指導員にも指摘されたが、普段出してないもんなぁ。それから、駐車車両の横を通過する際、安全な間隔をあけられない場合は徐行するのが本来の法規走行な訳だが、ギリギリ確保できればまるでバイクのようにスパッと走り抜けてしまう癖が……。(^-^ヾ

2003.06.13 (Fri)

ごく普通に2時限乗車。特段何事もなく無事ポンポン判子を戴いた。

にしても、大倉山近辺はクルマが多いもんだね。教習所を出て、指導員の指示で綱島街道をそのまま南下した訳だけど、案の定、大豆戸の交差点を先頭として大渋滞。原因は、区役所の駐車場に入るクルマが列をなしていて綱島街道の下り本線を支障している(とは言わんのかな?支障するって鉄道用語だっけ?)ため。……ったく、港北区は「乗れてもいない3ナンバーに乗りたがるババア」が多いよなぁ。

2003.06.14 (Sat)

午前中キャンセル待ちすれば1時限ぐらいは乗れるかな?と思ってぶらぶらと教習所へ出かけ、キャンセル待ちをしたのだが……甘かった。忘れていたけれど、午前中はほぼ毎日所内で検定が実施されていて、8:40から始まる最初の時間以外、特に大型はあまりキャンセル待ちで乗れないんだな。結局午前中は全く乗れず。こまめに予約機を使っていたところ夕方以降に2時限連続で予約を入れることができたので、それまで時間を潰し、夕方以降にいつも通り乗車。特段何事もなく無事ポンポン判子をもらえた。

んで。2時限目は場内で縦列駐車や方向変換をやっていた訳だが、当然失敗することもなく、必然的に雑談モードへ。普通二種の話などもしたのだが、普通二種に限らず、技能試験はやはり「試験官の印象」で結構決まってしまうらしい。つまり、減点しようと思えばいくらでも減点することはできる、と。チェック項目が250以上ある上に、「安全運転義務違反」という伝家の宝刀で減点することも可能である為、どんなに受験生が完璧な運転をしているつもりでも試験官が「こやつに免許を与えてはならん」という気になれば絶対ダメで、例えば服装があまりに奇抜過ぎるとか、過去に飲酒運転その他同情の余地の無い理由で免許を取り上げられた経歴があるとか、そういう場合は技能試験で「落とす」ようになっているとのことである。んー、やはり受験する際にはYシャツ&ネクタイ着用の方が良いな。うむうむ。

帰りは大雨に降られてしまったので、教習所の送迎車で新子安駅まで。途中、綱島街道を南下する訳だが……ううむ。いや、大曽根の公園の横も当然通るんだよね。んで、道が川のようになるぐらいの大雨で、かつ師岡の方へ入っていくあの道なんぞも見える。場所と状況がいつぞやと一致。

一身上の都合により思い出し(´・ω・`) ショボーン……。

うーむ……。我ながら引きずるなぁ。大型のクラッチ接続のようにスムースにいきたいもんだが。(w

2003.06.15 (Sun)

取り敢えず朝一番に予約を入れていたので1時限のみ乗車。これにより大型2段階目10時限終了、次は2時限連続観察学習となる。その後、もう2時限路上に乗ればめでたく卒業検定を迎えることとなるのだが……。肝心の観察学習の「2時限連続」の予約がなかなか入れられず、木曜日まで無理ぽ。随分間が空いてしまうなぁ。仕方が無いか。(´・ω・`) ショボーン

ということで、今週は少なくとも「教習所通い詰め」という状態ではなくなる見込み。17日火曜日の午後に大特の飛び込み技能受験がある他は、今のところ特記すべき予定は無し。ただ、こまめにネット経由で状況をチェックし、観察学習その他を入れられる日ができればその時点で予約を入れ、早いところ卒業できるように手配するつもりである。

2003.06.19 (Thu)

久しぶりに大型トラックの教習のため、綱島へ。今日は観察学習であるため、2時限連続である。1時限目は指導員の運転を見ながら、2時限目は実際に運転して実際の路上の危険な箇所を確認する……というのが目的な訳だが、そうそう危険なことなどあってはたまらないし、そもそも二輪車や普通車でこのあたりを中心として延べ10万キロ以上走っている人間に今更危険予測も何もあったものではない、ということで、ひたすら雑談に終始することとなった。何しろ走るのが我が母校である小学校の学区であるし、指導員も古くからこの近辺を知っている人だっただけに、「このマンションの前は畑だった」「ルマンって結構古くからありますね」「昔ここに交番ありましたよね」などなど。(^-^ヾ

残すところ路上はあと2時限。これは既に明日予約を入れてある。それを終えれば、あとは所内で卒業検定となり、然る後、卒業証明書を二俣川へ持参して適性試験(視力等検査)を受けて合格すれば、晴れて大型免許を手にすることができることとなる。

2003.06.20 (Fri)

ごく普通に2時限乗車。1時限目は自主経路設定。二輪や普通車で10万キロ以上走っている人間、教習エリアに母校が含まれる人間に今更自主経路も何もあったものではない訳だが(苦笑)、何事も無くクリア。多少普通車のノリで走ってみたところ、案の定もう少し丁寧にと言われてしまったことぐらいだろうか。

2時限目は路上が半分、所内が半分で、めでたくみきわめ。これにて教習は終了である。あとは卒業検定となる訳だが、毎日行われる修了検定とは異なり週3日しか行われないためなかなか予約が取れず、結局28日となってしまった。うむむ。流石に可能性は低いとはいえ、間に二俣川での飛び込み技能試験が二つもあるため、万一そちらで新しい免許が取れてしまった場合、先日の大特取得に引き続き教習原簿を書き換えてもらわなければならなくなり、面倒になるなぁ。まあ、やむを得んな。


■ 卒業検定の記録 〜 当時のWeb日記より


2003.06.28 (Sat)

本日は、かねてより予定していた通り教習所における大型自動車免許に関する卒業検定の日である。もう少し早く二俣川飛び込みに目覚めていれば、もう少し早く戸塚を知っていれば、或いは飛び込みで取っていたのかも知れないが、大型免許に関してだけは教習所で最初から最後まで一通り勉強しておいた方が得策という判断もあり、今日に至った次第。たぶん、公認の指定教習所で免許を取るのはこれが最後となるだろう……というか、一種免許に関しては残すところけん引だけなのだが。

9:30に集合、説明を受ける。……ううむ、修了検定の時はもう少し緊張していた気がするのだが、何か妙に落ち着いている。途中、二俣川へ通い飛び込みも複数回経験し、試験慣れしたためだろうか。卒業検定は二輪・大特・けん引・大型が同時に行われるため、当然それらの他の受験者も同じ教室にいた訳だが……いかん、大特を受ける人が、無駄遣いする人に見えてしまう。(笑) まあ、こちとら全く未経験の状態で二俣川へ飛び込んで一発で合格して\4,400の受験代だけで済んだからなぁ。。

大型受験者は3名。おいらは2番。1番目が降りた後、安全確認して乗車。シートやミラーを合わせながら氏名と生年月日を申告。準備ができたので合図出して発進。んむ、1週間程度ブランクが空き、その間全くシフトが異なる試験場のけん引車にも乗っていたのだが、特に違和感はないな。外周を回った後、直線で指示速度40km/hまで加速……と、ここでハプニング発生。

あー、ギアが3速に入らん!(@_@;

そう言えば、この試験車はギアが入りにくい2号車だったなぁ、などと思いつつ、やむを得んのでクラッチをつながない状態で少しアクセルを回し、そこでほんのちょっとクラッチをつないですぐに3速へ。当たり前だが4速へシフトアップする時間なんぞないので、そのままガーッと加速。

あー、今度は速度が40km/h超え過ぎた!(@_@;

どの途すぐ右折だったのでエンジンブレーキとフットブレーキを併用しつつ合図出して確認して針路変更。誰だよ、ブランクは特に問題にならないと今の今、考えた奴は……と自問自答しつつ、後は勘を取り戻し粛々と課題をこなして終了。何となく不満はあるが、まあいいか。

まあ課題速度が失敗しても10点減点だけであるし、他は特にミスしていないので合格は確実だろう、と思いつつ、時間があったのでしばらく場内を見下ろす。二輪も卒検をやっていた訳だが……おいおい、「検定中」のゼッケンを着けた奴の中で、優先関係が全く理解できていなくて大型の進路妨害している奴とか、コース間違いを検定員からクラクションで知らされてビビッてエンストして足着いている奴とか、ニーグリップが怪しい奴とか、色々いるみたいだけど、こやつらちゃんと落とすんだろーな? 怖いぞ、あれは。(^-^;

結果発表、当然合格。3人まとめて別室へ呼ばれた時点で合格確定だわな。修了検定と異なり、点数の告知は無し。卒業証明書を授与するまでの間、アンケートやら何やらにさらさらと記入。インストラクターは完全にヨイショし、いつぞや予約を入れる際に説明が要領を得ず不愉快だったフロントに関しては名指しで指摘する、メリハリのあるアンケートとなった。一応、無記名ではあるのだが……「二輪や普通車もここで取得した」という記入内容をもとに今日の大型3名から抽出すれば、おいらしか残らんな。(苦笑) まあいいか。メッセージカードは通例に従い特に宛名は書かず、「別の形でまた来ます」とだけ記入。(謎)

一般人には馴染みのない、しかしおいら的には最近馴染みの深い書類である運転免許申請書(大型仮免許と卒業証明書付)をもらい、フロントで預け金の精算をして、退散。こうして、最後となる指定校の教習生の身分はめでたく消えた。

# この頃はまだ、牽引一種で出戻ってくるとは考えてもいなかったんですねー。(苦笑)


■ 免許証交付日の記録 〜 当時のWeb日記より


2003.06.30 (Mon)

ええと、2ちゃんねる他をつらつら徘徊していた結果、前日から徹夜しましたが何か。(w

取り敢えず朝の時間帯も暇だったので、6:30に出発。横浜から相鉄、二俣川から相鉄バスに乗り、試験場へ。7:30頃に着いたが、まだ証紙売場も開いておらず、しばし待つ。周囲の人間を見回してみると、殆どが指定自動車教習所卒業で免許をもらいに来ましたという人ばかりで、よく見てみたら土曜日に綱島で卒業検定で同じ部屋に居た人も居る。

やがて、証紙売場が開く。「大型学科技能免除」「はい\3,800」と証紙を渡され、申請書に貼付。然る後、それを持参して学科免除のD窓口へ並び適性試験。徹夜明けなので少々自信が無かったのだが、いつものように「右も左もわかりません」ってなボケをかますこともなく、深視力も全く問題なくクリアし、ピンク色の整理券の交付を受けて2時間程お待ちくださいということに。

一通り見回してみたが特に見知った顔もなく、やむなく技能試験の発着所へ下りる階段のところから大特その他の試験風景を眺める。すると、しばらくしてその大特を受験していた、或いはこれからけん引を受験するという「懲りない面々」が複数名来た為、引き続き他の受験風景を見物しながら雑談。聞くと、通常深視力というのはかなり難しく、結構な人数が再検査させられるそうな。私の場合、今日も含めて概ね誤差は5mm前後(規定では3回やって平均20mm以下で合格)、普通二種の申請書に記載されている結果に至っては3回のうち0mmが2度もあるという状況であり、これはこれですごいとのこと。ふーむ。(^-^ヾ

しばらくして写真撮影となり、さらにしばらく待ってめでたく免許交付。んー、これでめでたく種別欄の上段が全て埋まりました。あとは、今週から下の段の埋め立てに取り掛かることになる訳ですが、はてさて、今日受け取った免許は何日で「次」になるでしょうか?


■ 取得費用

項目 費用 備考
入学金 1回 \31,500 \10,500値引き済みの金額。
適性検査料 1回 \5,250  
写真代 1回 \1,050 原簿、申請書などに貼付される。
仮免許証申請交付料 1回 \3,250 全て教習所任せ。
技能教習料金 22h \161,700 @\7,350です。概ね相場かと。
技能検定料金 2回 \12,600 @\6,300で、修検・卒検の2回分。
卒業証明書発行料 1枚 \6,300  
適性試験手数料 1回 \2,050 試験場。
免許証交付手数料 1回 \1,750 試験場。
合計   \225,450 高いかな安いかな。(^-^ヾ





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