技能試験当日の要領は、以下の通りです。
1. 早めに試験場に着いて、事前準備をする。
やるべきことは、概ね以下の通りです。
・ キャンセル待ちをする場合にあっては、キャンセル待ち受付用ノートに記名しておく。
・ 前回不合格で再度受験する場合にあっては、予め収入証紙を購入しておく。
・ 受験する免種に応じた貸車券を購入する。⇒受験手数料のページの貸車代を参照。
・ 他の免許を取得するなどして、申請書と免許証に差異が生じた場合、再度コピーしてもらう。
・ 時間が余った場合は、試験場コース内を下見して歩く。
慣れの問題ですが、気持ちを落ち着けなければならない人は、ここで落ち着けておいてください。
2. 技能試験窓口で受付を済ませる。
受付時間は、午前は8:30〜8:45、午後は1:00〜1:15です。但し、路上に出る試験に関しては、中原街道の慢性的な渋滞・混雑に対応するため、午前は8:00頃から前倒しして受付を始めます。先着順で、4〜5名溜まった時点で試験が開始されることもあります。
# このあたりは2003年当時のお話です。現時点でどうなっているかは……?
受付は、事前準備がしっかりできていればスムースに終わります。当然ですが、貸車券や収入証紙を持っていなかったり、申請書記載内容に変更があった(他の免許を取得するなどして裏面にコピーされているものと実際の免許証に差異が生じた場合など)にも拘らず事前に再コピーをしていなかったりすると、それぞれ購入・手続きするように指示されます。ちなみに、この受付窓口で対応する係官は、試験官そのものですので、あまりにも不手際が目立ったり態度が悪かったりすると、心証を悪くするかも知れません。
受付が終わると、受験番号が書かれたヘナヘナの小さなクリアケースが渡されます。受験する免許の種類によっては、そこに場内の指定コースが書かれている場合もあります。確認してください。
3. 技能試験待合室へ移動する。
1号館の技能試験待合室へ移動します。各種類の試験コースが掲示されていますので、場内試験で試験コースが既に指定されている場合は、確認しておくと良いでしょう。また、場内コースの展望に関しても比較的良い場所ですので、肉眼でじっくりと眺めておくのも良いでしょう。
二俣川試験場の場合、待合室への立ち入りは実質的にフリーです。知り合いや見物人がここまで入っていても構いませんし、交通安全協会系の指導員の方の姿がたまに見られたりもします。
やがて、試験官がやって来て、「大型一種、受験番号1番から5番の方!」といった要領で、免種と受験番号を呼びます。人が多い場合はわかりにくいこともありますので注意してください。
その後、各免種ごとに用意・掲示されているコース図の前などに集まり、コースなどの説明の他、試験の要領や必要事項の説明などが行われます。公式には、試験官に疑問点を聞けるのはここまでです。不明な点は質問してください。但し、試験内容や技能そのものに関する質問には、回答不可です。
4. 技能試験を受ける。
詳細は、技能試験攻略法をご覧ください。
5. 試験結果の発表。
2号館1階の技能試験受付窓口で行われます。技能試験の順番が先頭に近かった人は、場合によっては試験終了から2時間以上待つこともありますが、気長に待ってください。
結果発表は、担当した試験官から直接口頭で行われます。
合格した場合、免許証交付のために必要となる収入証紙\2,100相当分を直ちに購入するように試験官から指示されます。余程、確信がある場合は、事前に購入しておいても良いでしょう。購入した証紙を試験官に渡すと、申請書に貼付する以降の処理については試験官が実施してくれます。「勝者の間」(2号館2階の写真撮影窓口)に関する案内を聞き、お礼を言ってその場を離れてください。
なお、二種免許などで取得時講習を要する場合は、ここでそれに必要な書類が付与されます。その後、説明書・指示に従い、自分で指定教習所へ連絡し、取得時講習の手配をし、実際に取得時講習を受けた上で、再度二俣川試験場に来て、免許証の交付を受けることとなります。
不合格だった場合、次回指定日時印刷済みの紙片が貼付された申請書が返却されます。ダメだった点に関する説明も、場合によっては聞けます(試験官に説明義務はないので絶対ではありませんが)。
6. 免許証の交付を受ける。
合格者は、写真撮影の後、さらにしばらく待って、1号館1階でその写真がハメ込まれた新しい免許証の交付を受けることとなります。時間的には、免種にもよりますが、午前受験の場合は13:00頃、午後受験の場合は16:30頃です。もちろん人数・状況により前後することがあります。
なお、今までの古い免許証はその場で回収されます。そのまま持ち続けることはできません。